メーカーと商業施設のタイアップ
商業施設の収益はこれまでテナントからの家賃収入がメインでした。これからもそれは変わりません。しかしながら今後よりマルチな収益構造を構築することが重要になってくる時代はもう目の前まで来ています。例えばビッグデータ収集の拠点としての活用、オンラインサービスのリアル接触点としてのイベントや催事開催など今まだ無いのだけど、考えられるサービスは多岐に渡ります。
今回のニュースは飲料メーカーと飲食ビルがタイアップしたというものです。飲食ビルで取り扱うビールをすべて同じ銘柄に変更するなど、飲料メーカーと飲食ビルのタイアップはこれまでもありました。今回はLVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン グループのMHD モエ ヘネシー ディアジオ株式会社が野村不動産コーマス株式会社とタイアップするとのこと。
MHD社は今回ブランドのプレミアム スパークリングワイン『CHANDON(シャンドン)』 より4月27日に新しく発売した「シャンドン ガーデン スプリッツ」を販売開始。新商品タイアップとして野村不動産コマース株式会社が運営する飲食ビルGEMSの一部店舗とタイアップして販売促進を行い、今回は7月29日より全17棟118店舗にてシャンドン ガーデン スプリッツの取り扱いを開始するという。
GMS側としてもシャンドンを全店取り扱えるというブランディングになるし、メーカー側としては新商品の販売促進になり告知となる良いマッチとなりそうです。LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン グループのラグジュアリーなイメージでGEMSのブランディングが高まり、より高付加価値の施設になっていけばと思いました。今回の取り組みは商業施設の新たな可能性を指し示したイベントとなりそうです。以下、野村不動産株式会社のプレスリリースよりタイアップ詳細と画像を引用。
■タイアップ詳細
歴史と伝統のあるシャンパン・ワイン・スピリッツのラグジュアリーブランドを多数保有するMHD社が取り扱うブランドのプレミアム スパークリングワイン『CHANDON(シャンドン)』 より4月27日に新しく発売した「シャンドン ガーデン スプリッツ」のマーケティングの一環として、当社が運営する飲食特化施設GEMS17棟で商品を体験していただけるコラボレーション企画です。7月29日から参画店舗各所において、「シャンドン ガーデン スプリッツ」を取り扱います。暑い夏にぴったりな氷を入れて楽しむスタイルのスパークリングワインとGEMS各店のこだわりの料理とのペアリングをお楽しみいただけます。