売上の科学
店舗の売上を解析するためのベーシックな方法としてはこのような方法がある。売上=来店者数×((購入者/来店者)×100)×客単価というものである。この数式を見て分かるように、売上を最大化させるための構成要素の中で2回も登場する項目がある。それは来店者数。来店者数が多ければ多いほど多くの問題をクリアしてしまう場合が多い。しかしながら、そんあに来店者数を簡単に増加させることは難しいもの。そこで注目されるのが客単価。
客単価を上げる方法としてもいくつかの構成要素がある。一人あたりの買上げ商品数を増やすことで客単価を向上させる方法。次が単純に商品価格を変更し、高付加価値の商品を高額で販売するというもの。しかしながら、多くの企業が簡単に高付加価値を手に入れて販売することは難しい。仕入れて販売するものの宿命としてどうしても複数の企業が取り扱う商品を扱う競合状態に陥りやすく客単価もジリジリと落ちていきます。
仕入れ業態でなく、他社と価格比較しにくい業態であれば客単価はあげることができる。例えば飲食店の高付加価値メニュー。他店が真似しにくい調理方法、材料、それらを組み合わせたメニュー、他にはない内装空間などにより客単価をあげることが出来ます。今回は新宿にラグジュアリーなラーメン店がOPENしたというニュースです。入り口からインスタ映えする出入り口、店内に入るとラグジュアリーさを売りにしており、ラーメン店とは思えない雰囲気の中でラーメンを食べさせてくれる店となるとのこと。
株式会社花研が展開する「極BANKARA TOKYO」は新宿三丁目こだわりラーメン店を新規でOPENする。フォトジェニックな内装に、こだわり食材でこだわり調理方法でベースのグラドメニューは客単価平均は1000円オーバー。通常のラーメン店と比較すると確実に客単価が高い。特に飲食店の場合は購入率=購入者/来店者を考える必要はない。客単価×来店者数で売上を想定することができる。客単価を引き上げ集客さえできれば売上は上がる仕組みになる。今後の極BANKARA TOKYOの展開に注目だ。
以下、株式会社花研のプレスリリースより画像と店舗概要を引用。
■極BANKARA TOKYO
住所:東京都新宿区新宿3-31-2 全日第4プラザビル1F
JR「新宿」駅 徒歩約5分・大江戸線「新宿3丁目」駅 徒歩5分・西武新宿線「新宿」駅 徒歩5分
電話番号:03-6273‐2455
営業時間:11:00 〜 23:00(L.O22:30)(定休日なし)※状況により変動の可能性がございます
席数:24席
駐車場:なし