カプセルトイの活用方法
カプセルトイ。メーカーごとの呼称、地方での呼称がありガチャガチャという人もいれば、ガチャという人も居ます。このカプセルトイですが1960年代半ばに日本に輸入されて1970年代にメーカーの営業努力で日本全国に広がっていきました。もともとは街の駄菓子屋やスーパーマーケットの出入り口に設置されていました。それが2000年代に設置場所が大きく変わりした。
2000年代前半ららぽーとTOKYO-BAYの大規模改装時にららぽーと1エリアの殆どが仮囲いで囲われる時期がありました。当時若手運営社員の方のアイデアで仮囲いという仮囲いの前にカプセルトイ機械を設置しました。何も生み出さないエリアをマネタイズすることに成功した事例ではありましたが、これがメーカー側の意識を大きく変えていきました。カプセルトイを集めると集客ができるという確信をメーカー側が感じた瞬間でもあったと思います。
それ以降カプセルトイを数百台集めて催事、集めて店舗を形成していくことになりました。この時期に100円だったカプセルトイは300円が主流になり、今や500円のものやそれ以上のものも多く流通しています。アニメ人気も手伝って人気のコンテンツのカプセルトイを目指して、そういった大規模なカプセルトイ売り場が集客の一つの要になるケースも増えて行きています。
今回株式会社バンダイナムコアミューズメントは新宿マルイアネックス6階の54坪の区画に760面のカプセルトイ売り場をOPENするとのこと。これまでの人通りが多い場所に機械をおいてついでにという売り場ではなく、カプセルトイで人を集めるという積極的な売場づくりになることは間違い有りません。カプセルトイで積極的な売場づくりというのは新しいコンテンツを積極的に投入し、ユーザーを惹き付けるフレッシュさを維持すること。ガシャポン バンダイオフィシャルショップとしては6店舗目となる出店ですが、今回はガシャポンのデパート(バンダイ以外のカプセルトイも取り扱う)との併設となるとのこと。
カプセルトイが背の高い商業施設のシャワー効果を発揮することができるかどうかの試金石ともなる出店となりますので今後の動向に注目が集まります。以下、株式会社バンダイナムコアミューズメントのプレスリリースより画像と店舗概要を引用。
『ガシャポン バンダイオフィシャルショップ』新宿マルイアネックス店 ※併設のガシャポンのデパート含む
[所在地 東京都新宿区新宿3丁目1-26 新宿マルイアネックス6階
[施設面積] 約178.6㎡(約54.0坪) [営業時間] 11:00~20:30 [設置面数] 760面【全国展開中の『ガシャポン バンダイオフィシャルショップ』店舗リスト:計6店舗】
・東京ソラマチ店 (2021年9月17日オープン)設置総数 240面
・OSシネマズ神戸ハーバーランド店 (2021年10月1日オープン)設置総数 300面
・金沢フォーラス店 (2021年12月23日オープン)設置総数 300面
・福岡パルコ店 (2022年2月11日オープン)設置総数 330面
・キャナルシティ博多店 (2022年3月20日オープン)設置総数 300面
・新宿マルイアネックス店 (2022年3月31日オープン)設置総数 300面