花で人を集める
人を集める仕組みにはいろいろなものがありますが、難しいギミックや演出なしで簡単に人を集めることができるのは「花」です。花といっても1輪の花では人を集めることはできません。何十万本という花畑であれば人を集客することができます。コロナ禍では若干減少があったものの平均的には年間100万人の来場者を集客するパワーがあるコンテンツなんです。関東近郊であればあしかがフラワーパーク、ふなばしアンデルセン公園、東京ドイツ村などはそれぞれ100万人超の集客をしたことがある花畑。
そこに目をつけたのが日本第二の都市横浜。毎年3月末から6月初旬まで横浜市のみなとみらい(山下公園、港の見える丘公園、横浜公園、新港中央広場、日本大通りなど)エリアで様々な花をみることができます。会期中に80万人を想定しているとのこと。商業施設もそれに乗らないという手はない。ということで今回のニュースはこのタイミングで花のイベントを行う商業施設のご紹介です。
横浜赤レンガ倉庫は1911年横浜港の保税倉庫として作られた倉庫を20年前に商業施設としてリノベーションされました。開業5年後からスタートしたのが今回のイベントFLOWER GARDEN。実は横浜市のイベントとは違うイベントとして横浜市のイベントよりも先んじてスタートしていたイベント。赤レンガ倉庫は2つ棟がありその間にイベントスペースがあるのですがそこを全部鉢で埋めてしまう勢いのイベントとなります。今回はペチュニアやネモフィラ、マリーゴールドなど約20種類23,000鉢!で「円」を描いたようなレイアウトで配置するとのこと。「円」は「サステナブル・循環のカタチ」「人と人を繋ぐ輪」「明るい未来へ繋いでいく」を意味を示しているのだそうだ。
春の陽気に誘われて出てくる人を花で集客する。こういったイベントづくりそして継続性が商業施設に人を集め続ける秘訣なのかもしれません。今後の株式会社横浜赤レンガの展開に注目が集まります。以下、同社のプレスリリースよりイベント概要と画像を引用。
『FLOWER GARDEN 2022』開催概要
期間:2022年3月31日(木)~4月24日(日) 計25日間 ※ライトアップ 17:30~20:00(イベント最終日のみ~18:00)
入場料:無料(飲食・物販代は別途)
場所:横浜赤レンガ倉庫 イベント広場A、赤レンガパーク
主催:横浜赤レンガ倉庫(株式会社横浜赤レンガ/公益財団法人横浜市芸術文化振興財団)
協賛:サンリオ展製作委員会(TBS/サンリオ/TMエンタテインメント)
協力:横浜市(ガーデンネックレス横浜実行委員会)