発熱する東京駅 | 商業施設ニュース
東京オリンピックが商業的には不発に終わり、インバウンドに期待が高まった商業施設に深い影を落とした2021年。そんなことが無かったかのように東京駅が今熱い。丸の内ではグランスタがブランド再構築に伴う、リニューアルを行います。今回のニュースは八重洲側。八重洲側には東京駅を長く支えてきた八重洲地下街株式会社が運営する地下街の代名詞といっても過言ではないヤエチカがあります。
今年ヤエチカは共用部を大幅刷新し、伝統的で昔ながらの地下街から今のTOKYOを代表する地下街のイメージに変身。新幹線や在来線が乗り入れる東京駅の観光客、通勤・通学客から支持されるモダンでありながらどこか懐かしさがあるデザインとなる予定。それに合わせて既に新業態店舗、新店を勢力的に誘致した。
・八重洲エリア初出店のオーバカナル
・ドン・キホーテの新業態
・東京駅エリア唯一の100円ショップCAN DO
・テイクアウト業態のスシローtoGO
・人気店舗「麺や七彩」の新業態 らーめん七彩飯店
今回のリニューアルで注目なのは共用部の考え方に溜まり場という考え方を導入。日常的に何度でも通いたくなるゾーンを地下街の中に4つ展開し、これまでのゾーニングとは違うアプローチを開発。この溜まり場が今後どうなっていくかで全面通行量の多い商業施設のMDのあり方に問題を提起することになっていくものと思われます。今後のヤエチカ、今後の東京駅周辺の商業には注目です。以下、八重洲地下街株式会社のプレスリリースより画像を引用。