商業施設に押し寄せるDX(共用部版)| 商業施設ニュース
コロナで飛躍的に成長していったのがDX。DXという言葉が独り歩きしてその実態が見えなくなっていますが、デジタルトランスフォーメーションのことをさしています。デジタルトランスフォーメーションには色々な事例があるもののデジタルデータを活用して事業を転換したり、業態を転換したり、組織を変えていったりすることをおおまかにさしています。DXを実現する上で重要なのがAI。今回はAIをつかったビジネスモデルの商業施設参入のニュースです。
株式会社New InnovationsはAIカフェロボットなるものを開発し、ソラマチに設置したとのこと。商業施設の共用部ビジネスの新たな選択肢としては面白い取り組みになるのではないかと思います。特にソラマチのようなオフィスと複合した施設の場合にはおすすめの選択肢かとおもいます。約1坪に設置可能でレベニューシェア、レンタル、オーナー型など設置プランは複数あり自ら売り主になるのもよし、借りるのもよし、売上歩合もよしと商業施設側の選択肢も広いと思われます。
このロボのおもしろいところはアプリから受け取り場所、コーヒーの選択、受け取り時間の選択を選んで、現地でアプリからロッカーを解錠しコーヒーをロッカーから受け取る仕組みになっていること。人とは誰も接触しないモデルということ。同時にユーザーは1杯あたりでも購入できるが、月あたり8杯までの料金プランと無制限に飲み放題の料金プランも存在している点です。今流行りのサブスクモデルにも対応し売上も安定しているというところも魅力かもしれません。サブスクにすることで商業施設の共用部が単なるスペースから来店動機につながる場所に変わる。そんな共用部のDX事例に当たると思います。
今後このような商業施設にAIロボがどんどん現れて商業施設をDXで変えていくのではないかと期待しています。以下、株式会社New Innovationsのプレスリリースより、画像と設置場所を引用。
設置場所:東京ソラマチ ウエストヤード 2F
住所:東京都墨田区押上1-1-2
営業開始日:12月25日(土)
利用可能時間:施設の営業時間に準ずる
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