もったいないを新しく。 | 商業施設ニュース
金属バットという漫才師がおりましてブラックなネタでM-1グランプリのファイナリストになれないものの、この数年寒空の下敗者復活戦に挑戦している若者たちです。彼らのネタで落語家のことをいじる一節がありまして百年以上前からのネタを擦りまくっているのが落語家だというものでした。落語家はたしかに古いネタを上手く自分風のアレンジを加えながらテクニックで新しいもののように見せるプロフェッショナルです。
さて、今回の本題は昔からある業態が今の世の中に一周回ってフィットして世の中から求められているというものです。それはバッタ屋といわれる業態。卸問屋街の周辺で型遅れの商品が取り扱われる地域がございましてそこでまとめて在庫を安く買い、その商品を駅の構内や商業施設の催事スペースで販売していた業態がございました。これを広くバッタ屋と呼んでいました。このバッタ屋ですが、ものは言いようでSDGs的なアプローチでみたら多分に社会に貢献しているモデルとも呼べます。
もったいない。まだ使えるものを販売しロスを出さないというアプローチでこのバッタ屋が最近社会に優しいモデルとして脚光を浴びつつあります。その名も株式会社NON-WASTEは社名の通りごみゼロでまだ使えるもの、まだ食べられるものを新しい販売ルートで販売する業態を開発し運営されています。今回はまだ着られる型落ち商品を「TASKI(タスキ)」という店名で新規開店されるとのこと。
アパレルの現在の問題である商品ロス、季節外れによる在庫廃棄を解決する業態ということですが今また求められている業態なんだと感じています。提携ブランドから受けた商品をアパレルであれば平均約70%OFFで販売されるとのこと。この業態はまだまだ成長していく余地もありますし、需要もまだまだ高まっているのではないでしょうか?今後の展開に期待です。以下、株式会社NON-WASTEのプレスリリースより画像と店舗概要を引用。
■店舗情報
店舗名:TASKI イオン帯広店
所在地:〒080-8531 北海道帯広市西4条南20-1 イオン帯広1階
営業時間:9:00~21:00
定休日:無休 ※施設の営業時間に伴い変更となることがあります