ネットとリアルの結合の形
ネット通販が特別なものでなくなって久しくなりました。それによる消費者の恩恵は少なくありません。場所と時間の制約から開放され商品を購入することができるようになりました。同時に商品を安く購入することができるようになったり、場合によっては中国から品揃え型MDの店舗で取り扱う商品を直接購入し相当な安値で商品を購入することができたりもします。場所・時間・価格の3点において消費者はメリットを甘受するようになった今リアル店舗のあり方は日々問われるようになっています。
リアル店舗でしか体験することができない「こと」を提供することがリアルの最大のメリットになった今各社その「こと」を模索している状況がつづきます。株式会社オンワードホールディングスの株式会社オンワード樫山ではリアルとネットの融合の一つの答えをOMO型店舗(Online Merges with Offline オンラインのオフラインとの併合)と捉え、OMO型店舗の出店を加速させています。消費者の実物を確認して購入したい、試着後購入したいというニーズを踏まえネットで店頭取り寄せができる同社の仕組みを活かした店舗ONWARD CROSSET STORE/SELECT(オンワード・クローゼットストア/セレクト)はこの秋の出店拡大でこれまで4店舗だった同ブランドの店舗を全国13都府県、計14店舗までに拡大。
5Gなどの技術革新に応じ、ネットとリアルの統合の形はこれからも様々な企業で模索されていくことになります。ただ購入できる場所、ただ試着できる場所ではなくリアルだからできること、ネットだからできることをより深い洞察で見極め、統合していくことでより良い体験を消費者に提供できるようにする店舗はもっと増えていくのではないでしょうか?株式会社オンワード樫山のONWARD CROSSET STORE/SELECTの挑戦に期待がかかります。以下、株式会社オンワードホールディングスのプレスリリースより画像を引用。