1/3が高齢者の社会での出店のあり方
2021年日本の人口は5人1人が70歳以上の社会になりました。65歳以上の方は人口の約30%。大体3人に1人が65歳以上ということになります。そうなると消費者の1/3が65歳以上。65歳以上の消費性向はそこまで高くない世帯ではありますが、65歳以上だから使う費用というものも存在します。それは高齢者のファッション市場です。洋服一つとってもより着やすいもの、靴も履きやすく歩きやすいもの、でもジジババ臭いものではなくおしゃれな物が求められる時代が今まさに存在しています。しかしながら世の中の小売業・メーカーは若い世代向けの商品開発に力を入れたり、若者を重視する世の中です。もし高齢化という点を見つめて大手のセレクトショップなどがシフトすると面白いMDで面白い店舗が生まれるのではないかと思うのですが・・。
もう一方で求められているのがケア関連。杖、補聴器、歩行具などの商品です。高齢者は増えているのにこれらの商品を購入することができるのが限られておりメーカーの店舗もしくは福祉器具店舗になります。すべての高齢者がメーカー店舗を探していけるのか?というといけないでしょうし、殆どの方がそういった店舗を見つけることが出来ないのではないでしょうか?まだ歩ける、まだ元気だけどちょっと耳が遠くなったなと思ったときに行ける場所にそういう店舗があるべきなのですがありません。地域密着型の商業施設や医療モールにこそそういう店舗があるべきなのではないでしょうか?と思うのですがなかなかありません。今回ご紹介するリリースは東京の三田駅前に補聴器のリケングループのヒヤリング・ディストリビュータ・ジャパン株式会社がリケン補聴器センターをOPENしたというものです。
同社は日本全国24店舗メーカー直販の店舗を運営されています。24店舗のうち殆どが路面店舗で駅徒歩10分以内の立地で出店されています。グループ全体でみると100店舗以上の補聴器専門店を展開しているとのこと。三田店の店長は言語聴覚士、認定補聴器技能者という資格をお持ちの方。人的資源も、物的資源も抜群の同社が満を持して三田に店舗を出店されるとのことです。今後は地域密着型の商業施設に出店を是非していただければと思いながら、補聴器が故にあまりうるさいところで出店できないという壁もあるのであろうなと思いながら高齢化社会が高齢者にとっても、そうでない方にとっても行きやすい共生しやすい社会であればなあと思わされました。
以下、ヒヤリング・ディストリビュータ・ジャパン株式会社のプレスリリースより画像と店舗概要を引用。
<新店舗概要>
店舗名:リケン補聴器センター 三田店
住所:〒108‐0014 東京都港区芝4-3-11 VORT三田駅前4 階
オープン日:2021年9月16日(木)
営業時間:9時30分~18時00分
定休日:水・日・祝日
電話番号:03-6809-3318
メールアドレス:mita@riken-hochoki.com