ニッチマーケットで業態変更
つい先日オタク×◯◯◯=ドル箱という記事を書いて、舌の根も乾かぬうちなのですが新たなオタクコンテンツ店舗事業のご紹介。今回ご紹介するのはAirafu株式会社の業態変更です。Airafu株式会社は大坂でオタク女子向けのカフェサロンを経営している会社。企業から6年で1万5千人の会員を有する大阪のオタク女子の中では知る人ぞ知る存在のカフェを展開。しかし、2020年からコロナ禍をきっかけに近隣で催されていたコスプレイベントや声優イベント、同人誌の販売会が中止され来客数が激減し、売上も平日3割、土日7割減少する状況下の中、業態変更を行うという。クラウドファンディングで資金を調達し、その資金を元手にオタク女子がよろこぶバッグを製造販売するというもの。既にバッグは開発され販売前の予約の時点で240個の受注を募ることに成功したという。
オタクならではの商品に対するニーズとしては缶バッジをうまくデコレーションできるカバンでありながら、キャリーバッグなどとの相性も良いオタクならではの行動に即したバッグのデザインがヒットし販売数を伸ばすことに成功したと思われます。店舗でお客様を待つのではなく、ネットを駆使し、既存のお客様に寄り添いながら商品を開発したAriafe株式会社の今回の戦略は天晴をあげたいくらいお見事なものではないかと思います。対峙するマーケットが明確であればあるほど、マーケットからの支持が多ければ多いほどマーケティングはしやすく、ハマりやすいものです。今回のマーケティングターゲットはオタク女子であったこと、既に1万5千人の会員がいた事が成功する要因となったのではないかと思います。
このことはオタク女子市場だけに限ったことではなく、ありとあらゆるニッチマーケットにあった戦略になっていくのではないかと思いました。
1.ニッチマーケットで顧客を囲い込む
2.顧客の消費者行動や趣味趣向を深く把握する
3.囲い込んでいる顧客に対して商品を提供する
この流れを使った他のニッチマーケットでの同様の展開は今後も見られるのではないかと思います。
以下、Airafu株式会社のプレスリリースより引用。
ブランドサイト Re:)am https://relam.jp
販売ECサイト Ataraxia shop https://ataraxia.shop