次のステージにすすむカラオケ
コロナ禍の中でカラオケ業態が名指しで批判されるという状況があった時期が記憶に新しいです。そういった状況においても業界のリーディングカンパニー、株式会社コシダカはカラオケを次の次元に引き上がる業態開発に注力し、この度渋谷にフラッグシップモデルとなる店舗を開発されました。今回は実際に訪問し、株式会社コシダカの新たな挑戦を実際に体感してまいりましたのでそのレポートを掲載いたします。
今回出店されたのは、渋谷プライム。109に隣接した立地は消費者にとってアクセスもしやすく道玄坂という交通量の多い地域。フラッグシップ店舗にはもってこいの好立地です。
店内に入ると自動体温計測器、手洗い場所も入り口に設置されておりこれまでのカラオケとこれからのカラオケの違いを感じさせられます。そればかりか会計はセルフ会計も可能。
今回株式会社コシダカが挑戦しているのはカラオケをカラオケのまま利用するのではなく、歌とエンターテイメントと時間消費を技術で変革し、カラオケの定義を再定義するような取り組みとなっているように思われます。
■カラオケで撮影するという新しいカラオケの形
ONEREC(ワンレック)~プロさながらの体験を味わえる撮影スタジオ型ルーム~
youtubeの人気コンテンツである、歌ってみたというコンテンツをここであればすぐに手軽に撮影が可能。難しい機材の操作などわからなくてもタブレット操作するだけで簡単に録画ができます。USBメモリーさえ持参すれば(販売もされるそうです。)そこで歌った動画を持ち帰ることもできるとのこと。歌ってみたコンテンツの問題は著作権関連ですが、実はここのカラオケは株式会社コシダカが開発したカラオケで権利関係もクリアされており持ち帰ってすぐにアップロードもできるとのこと。うたってみたという動画を撮影したい老若男女から支持される場所になりそうです。
■音ゲー×カラオケの新しいエンターテイメントの形
ゲームカラオケ
昨今音ゲーが大変人気ですが、その音ゲーをカラオケで歌う人も聞いている人も参加してゲームができるという新しい試み。実際に試してみましたが、太鼓の達人などなれている若年消費者からは大変人気になりそうなコンテンツだと思いました。リズムゲームの指示に従ってシンプルな打楽器型コントローラーを叩きます。4面プロジェクションで四方の壁に投影されるライブ会場と、前後左右に設置されたリアルサラウンドスピーカーによるサウンドの中で、歌う人と叩く人の演奏に応じて仮想観客が盛り上がったり盛り下がったりするゲーム仕立ての遊びとなっています。
■ママもパパも子供も楽しめる空間の新しいカタチ
キッズルーム併設のカラオケは昨今増えていますが、今回の取り組みはデジタル技術を駆使した、知育コンテンツを豊富に用意されています。一般的なテレビゲームとは一線を画した多彩なコンテンツが数多く用意され、数字を組み合わせて高得点を狙う算数パズル、自由な発想で作る創作むかしばなしなど、子どもたちの創造力を育んだり、好奇心をくすぐる仕掛けが満載です。子供だけではなく大人も一緒に十分楽しめるコンテンツなのではないかと感じました。
■全く新しいカラオケの形
没入感のある3面プロジェクション×最先端テクノロジーを駆使し、まったく新しいカラオケの形をつくあげられています。曲やリズムそして音の強弱にあわせて3面の壁面の画像が連動して変わっていきます。曲のジャンルと歌声の大きさに合わせて、テーマの異なる幅広い演出が変化し、常に異なる映像を背景に、ムービージェニックなカラオケ動画を撮影可能。クラブなどが好きな層に突き刺さる感性の新しいカタチのカラオケを提示されていると思いました。
■次世代のライブハウスの形
カラオケスピーカーとしては世界初*となるGENELEC社製スピーカーを装備した本格的ライブルーム。通常のカラオケユースをハイスペックなサウンドで楽しめるのはもちろんのこと、ライブイベントでの利用時にはDMXコントローラーを使った照明演出や16chミキサーによるサウンドメイク、ライブビューイング配信にも対応しています。ライブビューイングは全国のまねきねこの店舗側に配信が可能なので、渋谷発信でリアルタイムライブビューイングが可能に。まったく新しいライブの形がここで体験することもできます。
コロナだからと名指しで批判されても、次から次へと新たな挑戦をし続ける株式会社コシダカの新たな挑戦は渋谷の消費者、しいては全国のカラオケファンに広く受け入れられていくのではないかと思います。今後の株式会社コシダカの展開には注目です。