EC「機能」を活かす商業施設
ネット通販が日本で成長を続けて10年以上の月日が経ち、商業施設をショーウインドウ化し商業施設の売上を低下せしめているように思われるフシがあります。ネット通販の決済部分だけを切り出して、うまく実際の店舗と折り合いをつけましょうということで On line to Off line”O2O”という言葉が数年前に広がりました。しかし、O2Oは技術的な話であり売り方やそこにある顧客との関係性やストーリーはあまり重要視されていませんでした。今回小田急電鉄株式会社の運営するミロードではホームページのブログと連動してEC機能を取り入れるという取組を開始されるとのこと。O2Oで深く考慮されていなかった、商品の裏にあるストーリーや顧客との関係性そして販売員の人気度などがただしく反映できるEC機能になっていってくれるとこれからの商業施設のEC機能のあり方に一石を投じることになるのではないかと思います。商業施設がECモールをおこなうよりも遥かに効果的で消費者のニーズを抑えた英断ではないかと思います。今後の同社の「Buy MYLORD」の展開に期待です。以下、小田急電鉄株式会社のプレスリリースより抜粋。
新宿ミロードHPから商品の購入・配送や店頭での取り置きが可能に!
3月11日、インターネット販売システム「Buy MYLORD」一部店舗で開始
~小田急電鉄直営の商業施設で初となる、公式ブログと連動したECサービスを導入~
小田急電鉄株式会社(本社:東京都新宿区 社長:星野 晃司)は、新宿駅南口直結のファッションビル「新宿ミロード」において、2019年3月11日(月)から、インターネット販売システム「Buy MYLORD」を開始します。
「Buy MYLORD」は、新宿ミロードホームページのブログに掲載された商品の購入・配送や店頭での取り置きができるサービスで、小田急電鉄が直営する商業施設では初めての取り組みです。ブログ内の「WEB注文&お取り置き」ボタンをクリックして、お気に入りの商品を手にすることができます。館内のファッション・雑貨の一部店舗で導入し、対象店舗を順次拡大してまいります。
■インターネット販売システム「Buy MYLORD」の概要
1 サービス名
「Buy MYLORD」(バイミロード)
2 導入開始日
2019年3月11日(月)
3 対象店舗
ファッション、雑貨 7店舗(全120店舗中)
※ 順次拡大予定
4 サービス内容
新宿ミロードホームページのブログにて掲載された、対象店舗の商品の購入・配送手配と店頭での取り置きが可能になります。
5 URL
https://www.odakyu-sc.com/shinjuku-mylord/
以 上