塚田牧場の株式会社エー・ピーカンパニー復活の狼煙
塚田牧場といえば独特なステップマーケティング手法で一斉を風靡しましたが、その後全く名前を聞かなくなってしまった店名です。多店舗展開を成功して大成長した飲食店ですが、拡大後の展開があまり目立たなかったですよね。今回株式会社エー・ピーカンパニーのプレスリリースで売上昨対比が54ヶ月ぶり!にプラスに転じたというものが届きました。
売上が向上した背景としては、数値分析によるグランドメニューの刷新とプロモーションだそうです。ちょっと気になるのが恒常的に仕組みで売上があがる仕組みになっているかどうかです。仕組みとして来店を常に促せるしくみになっていればいいのですがどうなのでしょうか?一世を風靡した塚田牧場がこれをきっかけに大復活して新たなマーケティング手法で繁盛していけばいいなと思います。以下、株式会社エー・ピーカンパニーのプレスリリースより抜粋。
本年6月の新組織移行から4ヶ月、54ヶ月ぶり既存店売上昨年対比がプラスに転換!!「塚田農場」のマーケティング刷新と新業態の伸長が要因
株式会社エー・ピーカンパニー(本社:東京都港区、代表取締役社長:米山久、以下当社)は、本年6月より経営体制を一新、長らく続く業績低迷からの脱却を図るべく、新組織に移行し準備を進めてきました。
2018年10月には、主力業態である「宮崎県日南市 塚田農場」「宮崎県日向市 塚田農場」「鹿児島県霧島市 塚田農場」(以下「塚田農場」)のグランドメニューの見直し、並びに当社初の大型キャンペーンを実施したことで、業績の底上げを実現いたしました。これに加えて、「四十八漁場」「芝浦食肉」などの新業態が引き続き好調を維持した結果、既存店の売上昨年対比を54ヶ月ぶりにプラス転換させるに至りました。
2018年10月度の既存店売上昨年対比は101.5%、2014年5月以来の昨対越えを達成
2018年10月度の既存店昨年対比は101.5%となりました。
客単価は同99.5%と微減だったものの、客数では101.8%と伸長し、またリピート率も上場来57.1%と過去最高の数値となっております。屋台骨「塚田農場」の復活策
本年6月に再編したマーケティング本部を中心に、主に「塚田農場」に対して徹底的な数値分析を実施しました。その分析結果を基に10月1日にグランドメニューを改訂するとともに、それにあわせ当社初の大型プロモーションを展開いたしました。<グランドメニューの見直し>
地鶏のうまさを一番実感できる方法を探求し、構想からおよそ3年をかけ、研究と調理技術に係る人材育成を行い、新看板メニュー「骨付き塚田焼」を全128店舗に導入いたしました。既存の「地鶏炭火焼」に加え地鶏メニューのご提案の幅を広げたものです。また、サイドメニューにおいても改良を行うとともに、20種以上の新メニューを投入いたしました。<大型キャンペーンの実施>
加えて、当社初の大型キャンペーン、それに連動したWEB広告や販促施策の投下など、複数の試みを集中的に実施したことにより、新規のお客様はもちろん、塚田農場から足が遠のいていたお客様の再来店に繋げております。「塚田農場」に対する改善策は継続的に実施し、よりきめ細かにお客様のニーズを捉えた、当社らしいメニューやサービスを展開していく所存です。
新業態の伸展
当社は上記塚田農場の他に、鮮魚・精肉・焼鳥・高価格帯店などの新業態を多数擁しており、各業態の特色を活かしたブランディングにより、いずれも売り上げは昨年対比を大きく上回り好調を維持しています。今後も各業態・各店の認知拡大を図るとともに、お客様よりご支持いただけるブランドづくりに努めて参ります。本年6月の新組織発足から4カ月間で、これまでに講じて参った施策の効果が出始め、10月の売上・客数・リピート率等の向上に至ったものと考えております。年末の忘年会シーズンにも当社らしい新たなご提案を検討しており、次々と新たな施策を投入して参ります。
今後も、エー・ピーカンパニーの取り組みにご期待ください。