トイザらスが亀戸・筑紫野に連続出店、商業施設内で進む小型化とキダルト対応
日本トイザらスは、東京都江東区の商業施設「カメイドクロック」内に「トイザらス カメイドクロック店」を2026年5月22日にグランドオープンした。また、福岡県筑紫野市の「イオンモール筑紫野」内では、「トイザらス 筑紫野店」を2026年6月5日に移転グランドオープンする。カメイドクロック店の売場面積は約104㎡、筑紫野店は約491㎡で、いずれも商業施設内に展開する店舗となる。
今回の出店で注目されるのは、トイザらスが従来の大型玩具店のイメージから、商業施設内の回遊に組み込まれる小型・中型店舗へと出店の幅を広げている点だ。特にカメイドクロック店は約104㎡とコンパクトで、フルラインの大型玩具専門店というより、日常的に来館するファミリーやキャラクターグッズに関心のある大人を取り込む編集型の売場に近い。玩具店を目的来店型の業態としてだけではなく、商業施設内で立ち寄りやすいコンテンツとして再配置する動きといえる。
同社は2026年4月にも、イオンモール新利府、イオンモール水戸内原、博多マルイ、川西阪急スクエアにトイザらスの新店を開業している。これらの店舗も売場面積は約153㎡から約466㎡で、従来型の大型店とは異なるサイズで商業施設内に出店している。今回の亀戸・筑紫野を含めると、春から初夏にかけて、商業施設内での小型・中型フォーマットの展開が続いていることが分かる。
売場づくりでも、子ども向け玩具だけに依存しない姿勢が明確になっている。カメイドクロック店と筑紫野店では、人気キャラクターの玩具・グッズ・キッズ衣料、人形、ぬいぐるみ、ブロック玩具、ゲームなどに加え、トイザらスでしか手に入らない海外商品やブラインドボックスを展開する。なかでも、開けるまで中身が分からないブラインドボックスや、アジアで人気上昇中とされる「LULU THE PIGGY」を直輸入するなど、大人も楽しめる商品を前面に出している。
この「キダルト」需要への対応は、今回だけの打ち出しではない。日本トイザらスは、2025年12月にブラインドボックスの品揃えを32店舗で強化すると発表しており、2026年春の博多マルイ店では、キダルト向け商品を厳選した店舗として、フィギュアやキャラクター雑貨、スクイーズなどを展開している。子ども向け玩具に加え、大人の収集欲や推し活、キャラクター消費を取り込むことが、近年の店舗づくりの重要な軸になっている。
カメイドクロック店は、JR総武線「亀戸」駅東口から徒歩2分の施設に出店する。カメイドクロックは地域密着型の商業施設として、日常利用の買物客やファミリー層を抱える立地にある。駅近の生活動線上に約104㎡のトイザらスが入ることで、目的買いだけでなく、買物や食事のついでに立ち寄る需要を拾いやすくなる。施設側にとっても、子ども向けの玩具売場にとどまらず、キャラクターグッズやブラインドボックスを通じて、親子連れ以外の来館者にも接点を広げるテナントとなる。
一方、筑紫野店はイオンモール筑紫野内での移転グランドオープンとなる。大型モールにおけるトイザらスは、ファミリー層の目的来店を支える定番テナントであると同時に、館内回遊の中で子どもと大人の双方を引き込む役割を持つ。約491㎡という規模は、カメイドクロック店よりも広く、玩具専門店としての品揃えを持ちながら、キダルト向け商材も取り込めるサイズだ。移転によって、館内での導線や売場構成を現在の消費傾向に合わせて再調整する意味もある。
少子化やEC利用の定着により、玩具専門店は単に商品を並べるだけでは来店理由を作りにくくなっている。その中でトイザらスは、商業施設内の小型・中型店舗、キャラクターグッズ、ブラインドボックス、キダルト向け商品を組み合わせ、売場の役割を変えようとしている。今回の亀戸・筑紫野の出店は、玩具店の再拡大というより、玩具売場を商業施設の中でどう成立させ直すかを示す動きと見るべきだ。以下、同社のプレスリリースから店舗概要と画像を引用。
■店舗概要
店舗名称:トイザらス カメイドクロック店
オープン日:2026年5月22日(金)
所 在 地:東京都江東区亀戸6丁目31-6 カメイドクロック2F
売場面積:約104㎡
営業時間:10:00〜21:00
店舗名称:トイザらス 筑紫野店
オープン日:2026年6月5日(金)
所 在 地:福岡県筑紫野市立明寺434-1 イオンモール筑紫野 3F
売場面積:約491㎡
営業時間:10:00〜21:00
FOR TENANT
商業施設への出店をお考えですか?
全国のショッピングセンター・商業施設への出店情報を無料で受け取れます。希望エリア・業態を登録するだけで、施設側からアプローチが届く仕組みです。
無料で出店希望を登録する →



