リブ・マックスが2026年5月13日、神戸三宮のホテル1階にカフェ一体型コインランドリー「MAX WASH & CAFE 神戸三宮店」を開業した。ホテル事業を主軸とする同社が、自社ホテルの1階にコインランドリーとカフェスペースを組み込んだ点に特徴がある。

ホテル1階の遊休スペースを収益拠点化

ホテルリブマックス神戸三宮は複数路線が交差するターミナル立地にある。従来、ホテル1階はロビーや管理スペースに留まることが多いが、今回リブ・マックスは「宿泊客・近隣住民・ビジネス客」すべてを対象にしたランドリー拠点として再定義した。24時間営業、全設備キャッシュレス対応により、宿泊客は手ぶらで利用でき、近隣住民は深夜早朝も含めて利用可能になる。

待ち時間を「消費行動」に転換する仕組み

店内にはカップ式ドリンク自販機、冷凍食品自販機、スマートロッカー、カプセルトイを配置。洗濯待ち時間を「消費を伴う待機」に変え、回転率と客単価を両立させる構造になっている。スマートロッカーにより外出も可能にし、三宮という商業集積地での回遊行動を許容する設計だ。

宿泊・生活・待機の三層を一拠点で取り込む戦略

この出店の芯は、ホテル運営企業が自社物件の1階を「宿泊客の利便施設」と「近隣生活インフラ」と「待機中の消費空間」に三重化させた点にある。従来のホテル併設ランドリーは宿泊客専用が多く、コインランドリーは単機能が主流だった。リブ・マックスは両者を統合し、立地の商圏特性を最大化する設計を取っている。

神戸三宮は観光・ビジネス・生活の三層が重なる稀有なターミナルであり、この構造が機能すれば他都市のホテル物件への展開可能性が開く。ホテル事業者によるコインランドリー参入が、不動産活用の新しい選択肢として定着するか、今後の動向が注目される。

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