Eddie Bauer、栃木県初の直営店をFKDインターパークに開設 郊外大型商業地で進むブランド再拡大の一手
米国発のアウトドアブランド「Eddie Bauer」が、栃木県で初となる直営店をFKDインターパークに開設する。オープン日は2025年12月5日で、運営は岐阜県に本社を置く株式会社水甚である。同ブランドは100年以上の歴史を持ち、世界初のダウンジャケットを生んだことで知られている。近年は全国の商業施設において出店を重ねており、2024年以降は都市型と郊外型の双方に店舗網を拡大してきた。今回の出店は北関東エリアにおける存在感をさらに高める一手となる。
出店場所となるFKDインターパークは、宇都宮市南部に広がる広域商圏型のショッピングゾーンであり、県内外からの車来訪を中心に高い集客力を持つ。ファミリー層の割合が高い立地特性を背景に、アクティブなライフスタイルを志向する利用者が多いことも特徴である。アウトドアと日常着の両方に対応するEddie Bauerの製品構成は、こうしたエリア特性と親和性が高く、季節需要の波が大きい北関東においても安定した需要が期待できる。
同ブランドが展開するアイテムはメンズ・ウィメンズ双方を網羅し、アウトドアシーン向けの機能性アイテムからタウンユースのカジュアルウェアまで幅広い。ブランドの象徴ともいえるダウンウェアは長年支持を集めており、寒冷期の需要が高まる12月の開業は、商業施設側にもテナント側にもメリットが大きいタイミングである。特に栃木県は近隣に日光・那須などのアウトドア観光地を持ち、都市部と自然環境が近接する土地柄であることから、生活圏とレジャー圏をまたぐユーザーの購買行動に合致する。
運営する水甚は、Eddie Bauerのほかにもアメリカンカジュアルやアウトドアカテゴリーのブランドを扱い、近年はEddie Bauerの出店を重点領域として位置づけている。2024年以降の全国各地での店舗展開を見ても、リテール領域での再拡大フェーズが続いていることがうかがえる。東北の仙台、九州の福岡、中部・関西の商業施設への出店に加え、今回の北関東への展開により、国内主要商圏を面的にカバーする動きが加速している。
栃木県初出店となる今回のFKDインターパーク店は、広域型ショッピングゾーン内でのアウトドア関連テナントの選択肢を増やすことになり、同エリアのMD構成にも新たな厚みをもたらす。アウトドア・ファミリー・タウンユースの三領域を跨ぐブランド特性は、地方大型商業施設においてもバリューを発揮しやすく、季節イベントや地域内移動が活発となる冬季商圏との親和性も高い。今回の出店は、Eddie Bauerの国内展開が拡大期にあることを象徴する一例であり、北関東市場におけるブランド浸透にも寄与するものと思われる。以下、同社のプレスリリースから画像と店舗概要を引用。
【店舗概要】
■オープン日:2025年12月5日(金)10:00~
■店舗名 :Eddie Bauer FKDインターパーク店
■所在地 :〒321-0118 栃木県宇都宮市インターパーク6丁目1−1 2F
■電話番号 :オープン日より公開
■オープン特典:税込2万円以上お買い上げでオリジナルガジェットポーチプレゼント




