とんかつ神楽坂さくら、静岡県2店舗目をイオンモール浜松志都呂に出店──専門性の高い“厚切りとんかつ”業態が広域集客モールで存在感を拡大
コロワイドグループである株式会社レインズインターナショナルが展開する「とんかつ神楽坂さくら」が、2025年11月にイオンモール浜松志都呂へ新規出店する。同ブランドにとっては国内46店舗目、静岡県では2店舗目の展開であり、広域集客型モールでの専門店需要に対応する形で、厚切りとんかつを看板とした専門性の高い業態が加わることとなった。
とんかつ神楽坂さくらは、2016年に東京・神楽坂で誕生したブランドであり、素材・調理工程・提供品質に一貫してこだわる姿勢を特徴とする。店舗では厳選した銘柄豚を店内で厚切りにし、注文後に一枚ずつ衣付けを行う。温度管理された低温調理によって、厚切りでありながら柔らかくジューシーな食感を実現する点が、ブランド価値を形成している。また油には植物性100%を使用し、揚げものの重たさを感じさせない軽い仕上がりに導いている。銘柄米を採用するご飯や、適期収穫の国産キャベツの千切りなど、定食としての要素一つひとつを丁寧に構成する設計がなされており、モール内飲食においても専門店としての差別化が図られている。
今回出店するイオンモール浜松志都呂は、浜松市西部に位置する広域型ショッピングモールであり、ファミリー層を中心に、車来店比率の高いエリア特性を持つ。飲食店舗の多様性が求められる環境の中で、とんかつ神楽坂さくらのような“専門性×定番カテゴリ”の店舗は、利用シーンの幅広さからモール内でも回遊拡大に寄与しやすい業態と位置づけられる。同モール内には飲食店が複数入居するが、銘柄豚の厚切りとんかつを主軸に据えた専門店が入ることで、テナントミックスにおける選択肢の強化が図られる。
静岡県内では、イオンモール浜松市野に「あじフライ神楽坂さくら」が既に出店しており、同ブランドは浜松市内での認知を段階的に広げつつある。今回の志都呂店はとんかつ業態としての展開であり、地域内でのブランド体験の幅を広げるものとなる。レインズインターナショナルは牛角やしゃぶしゃぶ温野菜など複数業態を持ち、施設規模・立地に応じた業態配置を進めているが、とんかつ神楽坂さくらはその中でも和食系専門店としての存在感を強めており、商業施設との相性が高い業態として位置づけられる。
今回の出店は、イオンモール浜松志都呂が強化を続ける飲食ゾーンにおける新しい選択肢を提供するとともに、専門性を持つ定食型店舗の誘致により、施設の食関連テナント構成の充実に資するものといえる。品質と手仕事を前面に打ち出したメニュー構成は、日常使いとごちそう需要の双方に対応し、商圏内の幅広い利用層に対して安定した集客効果を期待できる業態でもある。地域の生活導線に根付く大型モールにおいて、専門和食ブランドの出店がどのように来館動機へ作用するかが注目される。以下、同社のプレスリリースから画像と店舗概要を引用。
【新店情報】とんかつ神楽坂さくら イオンモール浜松志都呂店
・住所 :静岡県浜松市中央区志都呂2-37-1
・営業時間:10:00~21:00(L.O.20:00)
・電話番号:053-523-7539







