KEYUCA、北海道・旭川エリアへ進出 イオンモール旭川西に新店舗開設──道北商圏を含む広域展開体制を確立
河淳株式会社が展開するライフソリューションブランド「KEYUCA(ケユカ)」は、2025年11月13日、北海道旭川市の大型商業施設「イオンモール旭川西」に新店舗を開設する。北海道では札幌ステラプレイス、イオンモール札幌発寒に続く3店舗目であり、道北エリア初の出店となる。
KEYUCAは、家具やインテリア用品からアパレル、生活雑貨まで「衣・食・住」を包括するブランドとして、全国のショッピングモールや駅ビルを中心に展開している。1974年創業の河淳が長年にわたりホテル・医療・商業施設向けの什器・空間デザインを手がけてきた技術を背景に、機能性とデザイン性を両立させたプロダクトを提案していることが特徴である。
今回の出店により、同社は北海道内主要3商圏(札幌・千歳・旭川)をカバーする形となる。イオンモール旭川西は道北最大規模の郊外型ショッピングモールで、ファミリー層を中心に広域からの集客を誇る施設である。KEYUCAはキッチン雑貨やバス用品、アパレル、ベビー・キッズ用品など幅広い生活カテゴリーを揃え、施設内において「暮らし提案型ゾーン」を形成するテナントとして機能する見通しだ。
また同ブランドでは、人気商品である「両開きダストボックス」や撥水リュック、コンパクトティッシュケースなど、機能性とデザインを両立したヒットアイテムを数多く展開している。旭川西店でもこうしたベストセラー商品を中心に構成され、地域住民の生活圏における“日常アップデート”の拠点となることが期待される。
全国的に見ると、KEYUCAはここ数年で出店スピードを加速させており、2025年秋には仙台・福岡など地方中核都市でのモール出店が相次いでいる。これらの動きは、都市圏で培ったブランド認知を基盤に、郊外型施設へと販路を広げる戦略的展開といえる。
イオンモール旭川西では、無印良品やユニクロ、ABC-MARTなど日常消費を軸としたテナントが多く、生活提案型ブランドとしてのKEYUCAの出店は、館全体の滞在価値向上にも寄与する。特に30〜50代女性を中心としたファミリー層が主要顧客層となる見込みで、同施設のターゲット構成との親和性が高い。
KEYUCAは店舗運営のデジタル化にも力を入れており、公式アプリを通じたポイント連携や情報発信を強化している。リアル店舗とオンラインを連携させたOMO戦略のもと、今後は地域単位でのブランド定着と顧客データの活用を進める方針である。今回の旭川出店は、北海道全域へのブランド展開を見据えた布石となりそうだ。以下、同社のプレスリリースから画像と店舗概要を引用。
新店概要
〒070-0823 北海道旭川市緑町23-2161-3 イオンモール旭川西1F
電話:0166-74-7393
営業時間:10:00~21:00







