千葉駅の“食の玄関口”が再構築──「PERIE MARCHE&GOHAN」リニューアルで地元食文化を体感できる駅ビルへ
R千葉駅直結の駅ビル「ペリエ千葉」本館3階において、これまで「PERIE MARCHE」の名称で展開していた食物販ゾーンが「PERIE MARCHE&GOHAN」として2025年7月30日にリニューアルオープンする。運営は千葉ステーションビル。同施設における“食”の起点を再設計するかたちで、物販・飲食・体験を一体化させた新たなゾーンとして再構築を図る。
新名称に加えられた「&GOHAN」は、海の幸と畑の恵みをワンプレートに詰め込んだ“千葉ごはん”を提供する飲食ゾーンを指す。地元・袖ヶ浦の茶葉を使った茶そばや、落花生を活かした坦々麺、房総ハーブ鶏の塩麹から揚げなど、県産素材を前面に出したメニューが並ぶ。千葉ならではの素材とともに、「ちょっと立ち寄る」気軽さと“地元再発見”の体験価値が同居している点が、駅立地と高い親和性を見せる。
物販エリアでは、「ピーナツペーストマシーン」や「デモキッチン」などの体験型設備を導入。来訪者がその場で絞るピーナツバターや、コンシェルジュによる商品紹介と試食体験を通して、購買と体験の境界が曖昧なゾーニングを実現している。また、県産の味噌や醤油、日本酒を揃えた「発酵コーナー」や、地元で30年以上愛される「お菓子工房バニーユ」の焼き菓子・ケーキ、「須藤牧場」のジャージーミルクを使ったスイーツなど、千葉の食品文化を多角的に表現している。
このリニューアルは、ペリエ千葉の全館構成においても意味を持つ。上層階ではファッションや雑貨、クリニック、レストランといった目的来館型のテナントが中心となっているのに対し、3階の「PERIE MARCHE&GOHAN」は、駅改札と直結した立地を活かし、通勤・通学・観光といった交通起点の顧客を迎え入れる“入り口機能”を担う。交通と地元食をつなげる商業空間として、駅ビルの中でも異なる重心を持ったゾーンに位置づけられている。
また、同フロアには、千葉県産酒を提供する「日本酒プレミアムラウンジ 一献風月」や、地元サッカーチームを応援する「HUB JEF UNITED PUB」、酒販の「IMADEYA」など、千葉の地域性を象徴する店舗が揃っており、駅という通過点に「千葉を感じる食の集積地」を形成していることが特長だ。
都市型駅ビルの食ゾーンは、近年“時短・便利”だけではなく、“地元性・文化性”を重視する再定義が進んでいる。「PERIE MARCHE&GOHAN」は、千葉駅の玄関口に立地する強みを活かしながら、地産地消と観光要素を組み合わせた食空間として、これまでの“マルシェ”から一歩進んだ存在を目指すリニューアルとなる。以下、株式会社千葉ステーションビルのプレスリリースから店舗概要と画像を引用。
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【店舗概要】
■店舗名:PERIE MARCHE&GOHAN
■オープン日:2025年7月30日(水) 10:00開店
■場所:本館3F(JR 千葉駅中央改札外コンコース)
■営業時間:月~土 10:00~21:00(ラストオーダー20:00)
日・祝 10:00~20:30(ラストオーダー19:30)※飲食・物販ともに同営業時間
■業種・業態取扱品目(一例):食料品・ギフト・特産品・和食・カフェ・スイーツ
■運営会社:株式会社 菜花の里(本社:千葉県成田市)