Shake Shackが千葉県初進出、三井アウトレットパーク木更津に16店舗目を出店 郊外型リゾート施設で体験型クラフトバーガーの存在感を強化
ニューヨーク発のハンバーガーレストラン「Shake Shack(シェイク シャック)」が、2025年6月23日(月)、千葉県初進出となる新店舗を三井アウトレットパーク 木更津にオープンする。運営はアイビーカンパニー株式会社。同店は国内16店舗目の展開となり、首都圏近郊の郊外型商業施設におけるブランドのプレゼンス強化を図る。
三井アウトレットパーク 木更津は、店舗数日本一を誇る国内最大級の滞在型アウトレットモールであり、都心からのアクセス性に加え、羽田空港からの訪日客導線としても機能することから、広域商圏を抱えるリゾート型商業拠点として注目されている。今回の第4期増床では、大屋根広場「ルーフテラス」やスケートボードパークといった新たなアクティビティスペースが整備され、買い物と滞在の両立を推進する構成となっている。
その中で出店するShake Shackは、ホルモン剤フリーのアンガスビーフ100%を使用したバーガーやフライ、シェイク、クラフトビールなどを提供する「ファインカジュアル」業態で、素材へのこだわりと快適な空間設計を軸にブランド体験を構築する。ルーフテラスに面した立地を活かし、開放的なテラス席ではペット同伴も可能。テイクアウト後に周囲の広場で食事を楽しむなど、施設の特性と連動した店舗設計がなされている。
クラフトバーガー市場全体を見ると、2020年代以降、国内外の素材や製法にこだわったグルメ系バーガーのニーズが高まり、Shake Shackをはじめとする高価格帯バーガー業態が拡大傾向にある。東京・日本橋の「BROZERS’(ブラザーズ)」や、「FIRE HOUSE」「THE GREAT BURGER」といった国内独立系のブランドも支持を集めており、都市圏ではブランド型バーガーショップのすみ分けが進んでいる。
一方で郊外型のアウトレットモールにおいては、従来ファストフードチェーンやフードコート中心の飲食構成が主流であり、Shake Shackのような高付加価値型ハンバーガーレストランは希少な存在となる。ブランド訴求力に加え、ペット対応やテイクアウト需要への適応力、空間体験の設計など、郊外立地ならではの価値提供が見込まれる。
特に観光・レジャー目的の来訪が多い三井アウトレットパーク 木更津においては、非日常感とストーリーブランドを重視する消費者ニーズに適合しやすく、同店の出店は施設全体の飲食ゾーンの質的転換にも寄与すると考えられる。今回の出店によって、Shake Shackはインバウンドを含む広域ターゲットへの浸透を加速させ、今後の郊外型展開の試金石とする構えだ。以下、アイビーカンパニー株式会社のプレスリリースから店舗概要と画像を引用。
店舗名:シェイク シャック 三井アウトレットパーク 木更津店 ※千葉県初出店・国内16店舗目
ブランド名英語表記:SHAKE SHACK MITSUI OUTLET PARK KISARAZU
住所:〒292-0009 千葉県木更津市金田東3-1-1 三井アウトレットパーク 木更津 9140区画
オープン予定日:2025年6月23日(月)
営業時間:10:00 – 21:00 (L.O 20:30) ※施設営業時間に準ずる
定休日:不定休