東海地区初のLevi’s® Tailor Shopを核に、リーバイス®が名古屋・栄に新たな拠点を開業
デニムの元祖ブランドとして知られるリーバイス®が、2025年4月25日、名古屋・栄の都市型商業施設「ZERO GATE」内にリーバイス®ストア 名古屋ZERO GATEを開業する。特筆すべきは、同店が東海エリア初となるLevi’s® Tailor Shopを備えた旗艦型店舗である点だ。名古屋市中区栄3丁目に位置し、パルコやラシックと並ぶ中心商業エリアに構える本ストアは、単なる大型店ではなく、カスタマイズやカルチャー体験を通じた“店舗価値”の再構築を狙う。
デニム市場において、近年はファストファッションの台頭やアスレジャーの流行により従来型のジーンズ需要は減少傾向にある一方、サステナビリティ意識やヴィンテージブームを背景に、Z世代・ミレニアル世代からは再び“個性”や“定番”としてのデニムへの注目が集まっている。こうした潮流の中、リーバイス®は「伝統と革新」を軸に、リサイクル素材の活用やWater<Less™加工などサステナブル対応を強化。加えて、リペアや刺繍によって世界に一つのアイテムを生み出すLevi’s® Tailor Shopは、環境配慮と自己表現を両立する施策として国際的にも高く評価されている。
名古屋ZERO GATEの店舗は、ワンフロア型では国内最大級の面積を誇り、東海地方最大の品揃えを実現。Tailor Shopの導入により、過去に購入したジーンズも含めて、店舗でのカスタマイズやリペアが可能となる。オープンにあたり、地域文化との連携にも注力している点は注目に値する。
同店では、名古屋を代表する3つの老舗名店——台湾ラーメンの元祖「味仙」、あんかけスパの発祥「スパゲッティ・ハウス ヨコイ」、昭和レトロな純喫茶「ボンボン」とのコラボレーション企画を展開。各店のロゴをモチーフにしたグラフィックをワッペンやヒートプリントで施す限定カスタマイズイベントを実施し、地域性とファッションの融合を実現する。
さらに、550™をベースにした「CUSTOMIZES EXPANSION BAGGY」シリーズを数量限定で展開。名店のロゴワッペン付きの特別仕様で、バギーシルエットにアレンジされた本アイテムは、クラシックなジーンズを現代的に再解釈する象徴的な商品と言える。オープン記念として来店者には、購入条件付きでトートバッグやガチャ景品の配布も行われる。
名古屋・栄エリアは現在、大規模な再開発が進行中であり、若年層をターゲットとした都市型リテールの再編集が加速している。中日ビルの新装開業、百貨店の再定義、路面店舗のリブランディングといった動きの中で、リーバイス®の新店は「リアル店舗の体験価値」と「地域文化の文脈接続」を融合させた先進事例となるだろう。
リーバイス®ストア 名古屋ZERO GATEの出店は、ブランドとしての再拠点化と地域市場への深耕を同時に実現するものであり、今後の地方都市戦略におけるモデルケースとなる可能性が高い。デニムという普遍的アイテムを基点に、ローカルとの有機的接続とサステナブルな価値提案を両立する取り組みに、今後も注目が集まる。以下、同社のプレスリリースから画像と店舗概要を引用。
◼︎リーバイス®ストア 名古屋ZERO GATEオープン情報
日程: 2025年4月25日グランドオープン
営業時間:11:00-20:00
場所:〒460-0008 愛知県名古屋市中区栄3丁目28−11
電話番号:TEL / 052-212-7100