海外展開を見据えた“試金石”となる新型モデル店舗「珈琲館 京都錦高倉通店」が3月11日オープン ー 店内に焙煎所を併設し、「京都ブレンド」を販売
C-United株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:友成 勇樹)は、2025年3月11日(火)、京都の観光名所・錦市場に『珈琲館』の新型モデル店舗「珈琲館 京都錦高倉通店」をグランドオープンする。店内には障がい者の方々が働く焙煎所を併設し、そこで焙煎された特別な珈琲「京都ブレンド」を、同店と京都東本願寺前店の2店舗限定で販売する。この取り組みは、同社の海外展開を見据えた試金石となる。
国内喫茶店業界の変遷と京都の独自性
近年、日本の喫茶店業界は変革を迎えている。個人経営の純喫茶は減少傾向にあり、2008年に約29万軒あった喫茶店数は現在20万軒ほどに縮小。一方でカフェ業界の市場規模は1兆円超と安定した推移を見せている。競争の激化により、喫茶店が生き残るためには独自性が求められる状況にある。
その中で、京都は独自の喫茶文化を持つ街として際立っている。老舗の喫茶店が数多く残り、地元の常連客や観光客が訪れるカフェ文化が発展してきた。古民家を改装した店舗や、和の要素を取り入れた店舗など、多様なスタイルが共存している。このような背景を踏まえ、C-Unitedは「珈琲館 京都錦高倉通店」を開店し、伝統とモダンを融合した新たな喫茶体験を提供する。
「珈琲館 京都錦高倉通店」の特長
95坪の広さを誇る同店では、サイフォン抽出による珈琲の提供を行い、視覚・嗅覚でも楽しめる空間を演出。石材を使用したモダンな装飾を施し、伝統的な喫茶文化と現代のトレンドが調和する洗練されたデザインを採用している。
店舗の奥には焙煎所を併設し、障がい者の方々(CUクルー)が珈琲生豆の配合、焙煎、梱包までを手掛ける。焙煎には「Bellwether Roaster」を導入し、煙や熱風を排出しない環境に優しい方式を採用。これにより都市部や商業施設でも安全かつ高品質な焙煎が可能となり、持続可能な運営を実現している。
「京都ブレンド」— 京都限定の特別な一杯
「京都ブレンド」は、コロンビア、ブルーマウンテンNO.1など複数種類の厳選された珈琲豆を使用。フルーティーな甘味と程よい酸味が調和した、奥深い風味と滑らかな後味が特徴のブレンドに仕上げられている。地元京都の喫茶文化をリスペクトしながらも、現代の嗜好にマッチする味わいを追求し、試作・試飲を重ねて誕生した。
同ブレンドは、京都錦高倉通店および京都東本願寺前店の2店舗限定で提供される。また、焙煎豆として200g 2,700円(税込)で販売される予定だ。
海外展開への試金石としての役割
C-Unitedは、国内喫茶店市場の変化を踏まえ、海外市場への展開を視野に入れている。同社の銀座店舗では既に海外観光客からの支持を得ており、今後の海外進出に向けた実証実験を行っている。今回の京都錦高倉通店は、インバウンド需要が高い京都という立地を活かし、海外の顧客の反応を探る場として重要な役割を果たす。
今後、同社は「珈琲文化の創造と発展を通して人を幸せにする」という経営理念のもと、喫茶店文化を日本国内のみならず、世界へと発信することを目指している。その第一歩となる「珈琲館 京都錦高倉通店」に注目が集まる。以下、同社のプレスリリースから画像と店舗概要を引用。
<珈琲館 京都ブレンド>
・販売店舗:珈琲館 京都東本願寺前店、珈琲館 京都錦高倉通店
・期間 :2025年3月11日(火)~
・販売価格:「珈琲館 京都ブレンド」780円(税込)
・使用豆 :複数種類の珈琲豆をブレンド(コロンビア、ブルーマウンテンNO.1他)
※「珈琲館 京都ブレンド」の珈琲豆は200g 2,700円(税込)で販売いたします。
<珈琲館 京都錦高倉通店>
・住所 :〒604-8125京都府京都市中京区中魚屋町509-2 ファーストコート京都錦 2階
・オープン日 :2025 年 3 月 11 日(火)
・営業時間 :7 時30分~22 時
・席数 :140席(57 卓)
・アクセス : 阪急京都線 烏丸駅 徒歩5分