24Hジムが成功する条件
オリンピックも終わり、サッカーワールドカップが始まり毎晩熱狂の日々が続いています。オリンピック疑獄はまだまだ終わりを見ることがなく、大手広告代理店が辛酸をなめる日々が続いております。さて、日本人はスポーツを観戦するのは大好きですが自分がいざやるとなると億劫なのか?やらない人が多いのが現状。人口対比でフィットネス会員数の割合を見るとお隣の韓国は7%、アメリカは18%。日本はというとわずか3%。今や日本政府は保険料という未知の負債を減らすべく、経済産業省が健康経営優良法人認定制度を始めたり、厚生労働省は健康長寿社会の実現のために未病の指数化を始めたりと一気に健康維持に向けた政策を打ち出し始めています。
それに呼応するかのようにこれまで開業が高投資だったスポーツジムを小さく、必要なものだけ設置した、無人24Hスポーツジムが増えていっています。これまでスポーツジムといえば総合型のスポーツジムが多くスタジオ、プール、サウナ、ジャグジーなど開業するにはある程度の地面の広さが必要な業態でした。水を大量に使うことからランニングコストも高く、初期投資だけではなく、体力のある企業しか参入することが出来なかった業態でもあります。
現在、乱立し始めているスポーツジムは筋肉トレーニングをするためのマシーン、ランニングマシーンなどの有酸素運動をするための機械、ダンベルやバーベルなどのフリーウェイト、更衣室・シャワー室(ボックス型の簡易なもの)、ストレッチエリアと非常に簡素なものが増えていっています。坪数でいうと75坪から100坪程度で十分成り立つ業態となっています。この業態の肝心なところは夜間人口。半径500mの人口数でこの業態の成功は確約されます。24時間業態ですので、仕事をしている人が仕事終わりに来ることも想定はできるものの基本的な足回りの人口総数が少ないと成功しにくい業態でもあります。ですので、自然と住宅密集地での展開が増える業態でもあります。
住宅密集地というものは日本ひろしといえどもそこまで多いものではありません。関東地方で具体的に例をあげます。東京都で言えば、豊島区、中野区、荒川区、台東区、文京区。横浜で言えば、港北区、港南区、西区、南区あたり。さいたま市で言えば、南区、浦和区、見沼区あたりになるかと思います。しかしそうなると他社とのバッティングしまくる状況になります。そうです今や24Hジムも競争状態の真っ只中にあります。競争に勝つためには自社のポジションを明確に打ち出すことが必要になるのですが、今回ご紹介する文京区茗荷谷の株式会社エイチアンドワイフィットネスのエッセンシャルジム24はフリーウェイトエリアが充実したジムのように見受けられます。茗荷谷は跡見学園女子大学、拓殖大学があるので学生市場も視野に入れた開業になるかと思いますが、大学内にもジムがあるなかどれだけ大学生の利用者を伸ばすことができるかが成功の鍵のようにも思われます。以下、株式会社エイチアンドワイフィットネスのプレスリリースから画像と店舗情報を引用。
店舗概要
エッセンシャルジム24 茗荷谷店
住所:〒112-0012 東京都文京区大塚三丁目1-6ラ・トゥール小石川
開業日:2022年12月10日(土)
※12月1日(木)~12月8日(木)「オープン直前!無料見学解放の8日間!」実施
定休日:なし(年中無休、24時間利用可能)
利用料金:24時間使い放題: 7,698円(税込)学割会員:7,228円(税込)
※初期費用:入会金5,500円(税込)入会登録料2,750円(税込)