高架下だから出来るまちづくりの新しい答え
東急株式会社が高架下の活用に新たな答を導き出しました。各電鉄事業者は高架下の活用については各社競って様々な取り組みを行ってきました。最近では飲食店を誘致して高架下をおしゃれなカフェ横丁のように作り変えたりする取り組みが多くございましたが、今回の取り組みは食もというキーワードではありますが、食を中心とした地域とのつながり、食で挑戦したい出店者、地域住民とのつながりを形にした店舗群を形成するとのこと。デベロッパーが新規参入者に対して参入障壁を下げるという事例はこれまでも109やパルコで取り組まれてきましたが今回の地域の生活者の新規参入者の取り込みというのはこれまでそうそうありませんでしたので面白い取り組みになるのではないかと思います。さすがは東急株式会社、取り組みのスケール感が違いますよね。以下、株式会社東急のプレスリリースより引用。
7月1日(木)より、東横線学芸大学駅高架下の商業施設「学大市場」リニューアルオープン
食文化を通した地域とのリアルな接点とチャレンジできる場の提供
当社は、2012年に「GAKUDAI KOUKASHITA」の1ブロックとして誕生した東横線学芸大学駅高架下の商業施設「学大市場」(以下、本施設)を、7月1日(木)より順次リニューアルオープンします。
本施設は、「食」を中心に据え、今までの物販店の集積から、シェアキッチン・飲食店・イベントスペースなどが加わり多機能型の施設へと生まれ変わります。新たに7区画5店舗が出店し、買い回りだけでなく滞在・体験・交流できる施設として、いつ来ても楽しめる地域とのリアルな接点をつくり、人・街・暮らしを繋げるプラットフォームを目指します。本施設は、新店5店舗と既存店の「九州屋」による計6店舗で構成し、各店舗にて新たな取り組みを開始します。学芸大学駅エリアで人気の八百屋「Chef‘s Marche」が手掛ける「GAKUDAI MARCHE」では全国の特産品や美味しい加工品が並ぶだけでなく、料理人や地域の方が新たにチャレンジできる場を提供します。シェアキッチンでは、つくった料理の販売や飲食店の開業、メニュー開発の相談、食育セミナーの開催など利用者のチャレンジを後押しするサービスを用意します。その他新たな店舗として、昼は厳選おむすび、夜は駅前スナックという一味ちがった「学大おむすびマルムス」や、新業態にチャレンジする「韓国屋台&パンチャンショップ ベジテジや」や「Nature/Pizza TOSCANA」、学芸大学エリア初出店となる「神のからあげ」など実力を備えた店舗が新たな賑わいを創出します。
あわせて、Connected Design株式会社との協業によるデジタルテクノロジーを活用したトイレのスマート化(ICカードを利用したリアルタイム鍵発行ソリューション)や、クックパッド株式会社の運営する「クックパッドマート」で事前注文した地域の販売店や生産品を中心とした商品を、ご自身のタイミングで受け取れる生鮮宅配ボックス「マートステーション」の導入など、時代に適応した快適な場所を提供します。
当社は、今後も“東急ならではのまちづくり“を目指し、地域連携による課題解決と個性豊かなまちづくりを通して、「日本一住みたい沿線 東急沿線」の実現を目指します。
■「学大市場」概要
○開業日 2021年7月1日(木)、15日(木)、22日(木)
○所在地 東京都目黒区鷹番三丁目2番1号
○店舗数 8区画6店舗(うち新店7区画5店舗)
○店舗面積 927㎡
○営業時間 店舗により異なる