香港から本場ワンタン麺の刺客登場
蕎麦というと何を思い出されますか?立ち食い蕎麦?それとも高級な蕎麦?蕎麦はもともとは蕎麦がきからスタートしています。戦国大名であった仙石秀久が信濃小諸藩主として赴任した際に殖産興業政策の一環で蕎麦がきを細長く切り、蕎麦切りを作り上げたところからはじまっています。これが小諸そばや信州そばと呼ばれるものになります。その後江戸の大都市文化の中でファーストフードとして江戸の人々に愛される蕎麦、立ち食い蕎麦になっていきました。和食というものは大体が郷土料理からはじまり、江戸に持ち込まれ都市文化のファーストフードとなって戦中、戦後に高級食品化していった経緯があります。
では他の国はどうか?海外でも都市文化においてはファーストフード化していく例が多く中華圏では中華そばは天秤棒で担いで売り歩かれていたそうです。そんな中華圏の庶民の味を楽しめる中華そば店舗が今回学芸大学前にオープン。香港グルメの代表料理「香港海老ワンタン麺」を取り扱う「香港麺・陸記(ロッゲイ)」。コシのある極細麺と、透き通るあっさりスープそして、海老がゴロっと入ったプリプリの「海老ワンタン」が売りの店舗。香港海老ワンタン麺は、1940年代まで天秤棒を担いだ行商が売り歩いていた、昔から現地香港で馴染み深い郷土料理とのこと。
らーめんは中華圏では日式ラーメンと呼ばれるほどに世界的に成長した世界的にも人気メニュー。もちろん日本国内では人気のメニュー。それだけに消費者の舌は肥えており、中華圏の伝統的なワンタン麺を受け入れることができるのかが見ものな新店となります。今後の展開に期待です。香港飲食合同会社のプレスリリースから画像と店舗概要を引用。
<店舗詳細>
店名:香港麺陸記(ロッゲイ)
住所:東京都港区芝大門2-6-11欧文ビル1F
最寄駅:都営地下鉄大門駅徒歩1分/JR浜松町駅徒歩3分
営業時間:11:30〜15:00/17:30〜21:00
土曜日はお昼のみ営業
定休日:日・祝日