香川県琴平町に新風を吹き込む!地域まるごとホテルプロジェクトで地方創生の新潮流
第二次安倍内閣が打ち上げた地方創生という花火。あれから10年が経過して、今、日本の多くの地域が直面している人口減少や超高齢化の課題に対処するため、地方創生の動きが活発化しています。地方創生とは、地域の特色を活かし、持続可能な社会の構築を目指す取り組みのことです。この活動は、各自治体がそれぞれの施策を進める形で展開されています。
地方創生の主な目的は、人口減少の緩和、東京一極集中の解消、そして地方のリソースを活用することです。そのために、多くの自治体では移住促進や人材支援などの施策を実施しています。さらに、新技術の導入による地域活性化も行われており、ドローン配送の実証実験や自動配送ロボットの導入などが進められています。
商業施設観点から注目されるのは香川県琴平町の「地域まるごとホテルプロジェクト」です。このプロジェクトは、地域の空き店舗や空き家をゲストハウスや飲食施設として再活用するもので、2024年12月に始動予定です。この取り組みは、金刀比羅宮表参道に繋がる新町商店街における地域活性化を目指しています。
このプロジェクトのもと、ゲストハウス「GOYA」、ベーグルショップ「Bagel House KOTOHIRA」、日本茶カフェ「The TeaHouse KOTOHIRA」などが開設されます。これらの施設は、観光客と地域住民の交流の場としての役割を果たし、地域経済の振興に寄与することが期待されています。また、地元雇用の創出にも貢献し、経済活性化の一翼を担います。
地方創生社はこれまで、日本全国の多様な地域で地域活性化事業に取り組んできました。香川県琴平町でのプロジェクトは、地域の空き店舗開発による地域活性化事業の一環として進められており、地域コミュニティのハブ機能としての役割を目指しています。
このように、地方創生は各地域の特色を生かすことで、地域全体の活力を向上させる重要な取り組みです。香川県琴平町の取り組みは、地方創生の新たなモデルとして注目されており、その成功が今後の地方創生の方向性を示すことになるでしょう。以下、株式会社パソナグループのプレスリリースから施設概要と画像を引用。
■『地域まるごとホテルプロジェクト』 概要
開始:
2024年12月頃(予定)
場所:
琴平町「新町商店街」東端エリア
面積:
733㎡ (※琴平文具店、吞象ブリューイング、新施設の総計)
内容:
香川県琴平町の地方創生に向けた事業として、金刀比羅宮表参道に繋がる「新町商店街」の空き店舗や空き家を「ゲストハウス」「ベーグルショップ」「日本茶カフェ」として改修、既存2店舗と合わせ、エリアを再開発する地域活性化プロジェクト
【新施設】
・ゲストハウス「GOYA」/五行説(「木」「火」「土」「金」「水」)をテーマにした全5部屋。長期滞在向けにキッチンを備え付け
・ベーグルショップ「Bagel House KOTOHIRA」/四国の特産品と掛け合わせた常時20種類以上のベーグルを販売
・日本茶カフェ「The TeaHouse KOTOHIRA」/四国四県のお茶等を提供