食で集客を目指すポストコロナ戦略
商業施設の中で食が注目を浴びている。それはコロナ前の話題。コロナ以降、外食産業はコロナの影響が直撃しなかなか営業さえもままならない状況が続いていました。大型チェーン店が大規模閉店を始めたり、身売りを行ったりと外食産業の経営は困窮していきました。一時期ではありましたが商業施設に関しても施設自体を閉鎖する時期もありました。しかし各商業施設でコロナ後の社会、ポストコロナの商業施設のあり方を模索しなければ行けない時期にさしかかっています。
先日のニュースでは名古屋パルコの各館の大規模リニューアルについてとりあげました。今回は三井不動産商業マネジメント株式会社が運営するららぽーとEXPOCITYとららぽーと海老名のリニューアルについてピックアップいたします。2つの施設が40店舗前後の店舗入れ替えを含む大規模リニューアルを実施します。この2つのリニューアルのリリースが出ているのですが両方とも最初に取り上げているのが「食物販」と「フードコート」についてのトピックです。
海老名では食物販ゾーンのリニューアル、フードコートおよびレストランゾーンの入れ替え。EXPOCITYではフードコート8店舗の入れ替えとなるとのこと。20年前にTOKYO BAYららぽーとのららぽーと1で食物販ゾーンを新設して早々にクローズした経験のある同社はそこで得た知見を活かし、ラゾーナプラザ川崎で食物販ゾーン、フードコートを成功させた。それをフォーマット化し各地のららぽーとで展開することに成功し続けてきた。
コロナを超えた世界でもららぽーとはフードコートや食物販ゾーンというデイリーニーズに応え、来館頻度を高める装置の開発に力をいれることが今回のリリースから垣間見れた気がしました。今後のリージョナル型ショッピングセンターららぽーとのさらなる成功に期待が募ります。以下、三井不動産株式会社のプレスリリースより各商業施設のフードコートのリニューアル店舗画像を引用。
ららぽーと海老名フードコート新規出店店舗
ららぽーとEXPOCITYフードコート新規出店店舗