飛騨木工の思想を都市へ再編集、KASHIWA NAGOYAがグローバルゲートでリニューアル
名古屋駅南側・ささしまエリアに位置する複合商業施設グローバルゲート2階において、飛騨高山の家具ブランド「KASHIWA NAGOYA」が2026年1月3日にリニューアルオープンする。運営は柏木工株式会社。本件は単なる売場改装ではなく、飛騨高山という木工産地が育んできた美意識とものづくりの思想を、都市型商業施設の中で再構築する試みとして位置付けられる。
飛騨高山は古くから「飛騨匠」に象徴される木工技術の集積地として知られ、豊富な森林資源と厳しい自然環境の中で、木を知り尽くす技術と感性が磨かれてきた。明治以降は指物や曲木、椅子づくりへと技術が転化され、戦後には国内有数の家具産地として発展してきた歴史を持つ。柏木工は1943年創業以来、こうした産地の技術基盤を背景に、量産志向ではなく素材理解と職人技を軸とした家具づくりを続けてきた企業である。
今回の名古屋店リニューアルでは、同社の理念である「日本らしさ」をより立体的に体現する空間構成が図られている。MODE、ANIMAS、CIVIL、Takayama Wood Worksといった主要シリーズに加え、日本各地のインテリア商材を編集的に組み合わせることで、家具単体ではなく暮らし全体を通じて日本の美意識を感じ取れる場として再構成された。そこでは、木目や質感といった視覚的要素にとどまらず、素材の気配や静けさといった、言語化しにくい価値も含めて提示される。
出店地であるグローバルゲートは、名古屋駅至近でありながら、オフィス・商業・ホテルが共存する複合施設として、滞在価値や空間体験を重視したテナント構成を特徴としている。KASHIWA NAGOYAの再構築は、価格競争や即時消費を主軸とする売場とは異なり、施設全体の質や文脈を底上げする役割を担う存在といえる。
産地の歴史と都市の商業空間を接続する今回のリニューアルは、インテリアショップという枠を超え、商業施設における「日本的価値」の提示方法を問い直す事例でもある。飛騨高山で培われた木工文化を背景に持つブランドが、都市部でどのように編集され、来訪者との接点をつくるのか。その一つの答えが、今回のKASHIWA NAGOYAのリニューアルとして示されている。以下、柏木工株式会社のプレスリリースから画像と店舗概要を引用。
KASHIWA NAGOYA
所 在 地|〒453-6102 愛知県名古屋市中村区平池町4-60-12 グローバルゲート2F
アクセス|あおなみ線「ささしまライブ駅」より徒歩3分・「名古屋駅」より徒歩12分
営業時間|11:00~19:00 水曜日定休
TEL|052-222-3339
FAX|052-222-3329
E-mail|nagoya@kashiwa.gr.jp
オープン|2026年1月3日(土)13:00 グランド オープン







