顧客に合わせて変化するMD
立地条件に合わせてMDを柔軟に変更することで、より顧客に寄り添う店舗にリニューアルしていく。そういう店舗運営はどのような業態でも求められるものではありますが、単店舗の運営や個人店であればできるけど複数店舗を展開している企業であればなかなかMDを柔軟に変化することは出来ません。今回のニュースは株式会社三越伊勢丹ホールディングスが展開するイセタンミラーの日比谷店がリニューアルで利用者に応じたMDを加えていくというものです。3つのMDを追加するとして、最初はプロのシャンプー・ブローが体験できるジェットセット、2つ目は今の社会にあったヘアケアのリンクオリジナルメーカーズの店舗になるとのこと。
日比谷というパーティや観劇など晴れの舞台に行く前に立ち寄れる立地を活かして、ジェットセットの誘致となったようです。元々ジェットセットはロスアンゼルス初の切らない美容室として定額制のシャンプー・ブロー専門店として表参道・銀座などで人気の店舗。その店舗をイセタンミラーに誘致することでジェットセットのブランド力も向上、イセタンミラーの顧客からの評価も向上とベストマッチな組み合わせなのではないかと思います。
“イセタン ミラー メイク&コスメティクス(イセタン ミラー)” は、「欲しいときに・好きなように・欲しいモノだけ買えるラグジュアリーコスメショップ」。国内外の高級ブランド化粧品や関連雑貨をはじめ美容サービスまで、百貨店らしく美を中心に商品・サービスの枠を越えた販売手法で顧客に価値を提供されています。百貨店のあるべき姿をコンパクトにしてテナントインできるようにしたモデルなのですが百貨店らしく柔軟なMD創造ができるところが魅力的です。今後の展開にも注目していきたいテナントです。以下、株式会社三越伊勢丹ホールディングスのプレスリリースより画像引用。