酒の沼の深淵を感じさせる店舗登場
お酒の世界は深く沼のようだなと最近思わされています。サントリー山崎がオークションで数千万円で取引されていたり、希少ウィスキーなどは最早絵画などのように投資対象として扱われるようになっていっています。なぜ値段が釣り上がるか?需要と供給の関係があるからです。大勢のウィスキーファンに対して数少ない供給しかされなければ自然と値段がつり上がってしまいます。オークションの件を通じて国内外多くのウィスキーファンが存在することを痛感させられました。
もちろん元締めであるメーカーにとっては嬉しい悲鳴なのですが、そのウィスキーを取り扱う酒屋さんにとっても一つの兆しであるということは明白。ワインだけではなくウィスキーも幅が広く、厚い層の顧客がいることがよくわかった事象になりました。その顧客に対し新しい価値を提供することができれば、新しい酒屋の形、新しいバーの形が作れることもわかっていきました。そこに着目したのがMixology Groupを都内で展開するスピリッツ&シェアリング株式会社。2009年創業でバー運営、コンサルティング、酒類販売を行う同社が新たなセレクトリカーショップを開業。
店名をMixology Boutique(ミクソロジーブティック)とし、酒を体験するショールームをコンセプトに5感を使って酒の興味を喚起し、飲みたいお酒と出会える店を目指すとのこと。90年代以前のオールドボトル500本以上揃え、毎週日曜日には開封済みのボトルのガレージセールも開催予定とのこと。好みの酒の有料試飲も常時100酒類以上可能。厳選されたアンティークカップ、シェイカー、ボトルなど100点以上が並び、グラスもハイクオリティのグラスを使用しウィスキーが購入可能。こだわりのお酒をこだわりの備品で味わうためのスペシャリティショップ。
一般の顧客だけではなく、バーオーナーや飲食店オーナー向けのサービスも展開されるとのこと。展開できる場所は限られるであろうこの業態。日本有数の歓楽街銀座至近の有楽町だから成り立つお店でもあります。しかし、意外とインバウンド需要が戻ってくれば海外からの顧客も増えそうな店舗だと思わされました。今後に期待です。以下、スピリッツ&シェアリング株式会社のプレスリリースより画像と店舗概要を引用。
<店舗詳細>
店舗名 : Mixology Boutique(ミクソロジーブティック)
住所 : 100-0011東京都千代田区内幸町1‐7‐1日比谷OKUROJI G20
営業時間: 11:00~20:00
定休日 : 毎月第三月曜日
電話番号: 0367702338
Instagram : https://www.instagram.com/mixologyboutique2022/