都立明治公園に新風を吹き込む:東京都初のPark-PFI事業による新施設群のオープン
東京都初のPark-PFI事業として、都立明治公園で2024年1月31日に新たな店舗群のオープンが予定されています。このプロジェクトは、PFI(Private Finance Initiative)という公共事業の手法を用いており、民間の資金と技術力を活用して公共施設の設計、建設、改修、更新や維持管理・運営を行います。PFIは、1990年代前半に英国で生まれ、日本では平成11年7月にPFI法が制定されました。
この事業の主導は、東京建物株式会社を代表構成団体とするコンソーシアムが設立したTokyo Legacy Parks株式会社(以下「TLP」)が担っています。TLPは、都立明治公園において、スポーツウェアを製造・販売する株式会社ゴールドウインによる新業態のアウトドアアクティビティショップ「PLAYEARTHPARKWONDERSTORE 都立明治公園」や、食品関連の専門学校を展開する学校法人安達文化学園の新カフェブランド「BLUE SIX COFFEE」など、4つの店舗を1月31日に開業します。3月には東京建物グループによる都市型スパ施設「TOTOPA」の第1号店を含む2店舗のオープンも予定されています。
具体的な店舗としては、スペシャルティコーヒーストアの「スターバックス コーヒー 都立明治公園店」や、アメリカ・シアトル発の新業態アウトドアアクティビティショップなどが含まれます。これらの店舗は、公園内の利便性を高め、来園者にとって魅力的な場所になることが期待されます。
店舗のデザインでは、木ルーバーやアースカラーの外壁を採用し、四季折々の自然と調和する工夫がされています。このような環境配慮のある設計は、公園の持続可能な機能を支える重要な要素です。
1月31日から2月12日までの期間には、明治公園グランドオープニングイベントが開催されます。このイベントでは、「PLAY」をテーマに、来園者が積極的に公園を楽しむための様々な企画が用意されています。例えば、藁や竹を使用した自然素材の遊具展示や、自然の素材を使用したワークショップが実施される予定です。
都立明治公園のPark-PFI事業は、公園をただの休息の場所から、活動的なコミュニティスペースへと変化させることで、地域社会に新たな価値をもたらすことが期待されています。この事業は、東京の新たなレガシーとなることを目指し、年間250万人の来園を目標に掲げています。新しいパークライフスタイルを提案する多様な店舗構成は、来園者に新たな体験を提供することでしょう。以下、東京建物株式会社のプレスリリースから画像を引用。