輸入スイーツブランドが出店へ
ここ10年以上スイーツといえばコンビニのスイーツの元気がとてもよく、スイーツ市場の全体の中でも高い割合を占めていた。ネットで話題になったらコンビニが同じ系統の商品を開発、メディアで話題になった専門店のスイーツがあればコンビニが同じ系統の商品を開発し、手軽に廉価な価格でお茶の間にコンビニスイーツは幅広いスイーツを提供し続けている。そんな中でコロナ禍に突入し街のスイーツ専門店の数はその影響を受けて減少していった。その結果コンビニスイーツが日本のスイーツ全体の市場を席巻するかにも思えていた。
しかし、ここにきて帝国データバンクが2021年11月に発表したデータによると洋菓子店の倒産件数が過去10年で最少ペースに減少したとのこと。コロナ禍で継承問題や財務的な問題があった店舗がクローズしきったのかもしれないが、帝国データバンクの読みでは2020年に商業施設などコロナでクローズが相次ぎプチ贅沢需要が百貨店や商業施設から街の洋菓子店にシフトしたことで、街の洋菓子店が復活しているという読みをしめしていました。コンビニ一強体制から多くのプレイヤーが活躍する時代が到来する予感はします。
そんな中で商業施設のスイーツはどうか?というと安価なアジア系のスイーツがコロナ前は好調でした。高級感あふれるいわゆるフランス洋菓子であるパティスリーの商材はそこまで好調という話題はありませんでしたが、今回はそんなパティスリーが新店を出店するという話題。井村屋グループ株式会社の井村屋株式会社が展開するパティスリー「ラ・メゾン・ジュヴォー」の新店が7月20日(水)に東京虎ノ門にオープン。「ラ・メゾン・ジュヴォー」は南仏で1948年から親子3代にわたり展開する老舗パティスリー。2003年から日本では井村屋が展開している。
これまで広尾店(東京)とKITTE名古屋店、京都祇園、ジェイアール京都伊勢丹で展開していたが、今回東京虎ノ門に5番目の店を新規出店する。店内には喫茶スペースも併設し、テラス席でも飲食可能。井村屋株式会社といえば先日アンナミラーズの閉店を発表したばかりで話題になったが、アンナミラーズに代わり、「ラ・メゾン・ジュヴォー」でまた話題の店舗をつくりあげていっていただきたいと思う次第。以下、井村屋グループ株式会社のプレスリリースより画像と店舗概要を引用。
店舗概要店名 「La maison JOUVAUD 虎ノ門ヒルズ店 」(ラ・メゾン・ジュヴォー)開店日 2022年7月20日(水)11:00オープン住所 東京都港区愛宕1-1-1 虎ノ門ヒルズ レジデンシャルタワー2階最寄り駅 東京メトロ日比谷線「虎ノ門ヒルズ」駅(A1出口)より徒歩2分東京メトロ銀座線「虎ノ門」駅(2b出口)より徒歩6分床面積 約85m²(別途テラス 約27m²)客席数 18席(別途テラス12席)営業時間 平日11:00~19:00 土日祝日11:00~18:00主な販売商品 カヌレ 1個 350円~クッキー 1個 380円~生ロカイユ(メレンゲ菓子) 1個 350円~生ケーキ(プチガトー) 1個 540円~その他 フィナンシェなど焼菓子、季節限定商品、虎ノ門ヒルズ店限定アソートギフトなど発売予定※価格は全て税別にて表記 ※一部商品予定価格