観光地工場店舗の可能性
ネット通販で成功するパターンの1つに直販というモデルがある。ネット通販のコスト体制は実は広告費過多なビジネスモデルで広告費用をケチると売上が低下してしまう。そのために仕入れのコストが高く、粗利が薄いとその粗利が広告費用に圧迫されてしまうので仕入れモデルは基本的にはネット通販に向いていないといえば向いていない。一番いいのが工場やメーカーからの直接販売。しかし、ネット通販を続けても頭打ちになってしまう。とはいえども大々的に新店をオープンするとなるとコストもかかる。そういったときの次の展開パターンが工場内のショップ。
工場のスタッフが販売兼務も行えるので手軽にオープンできるもののそもそも集客力がある場所でないとなかなか店舗として成立しないことが多い。今回人気のオンラインショップがファクトリーショップを開業。そもそも観光地でもあるので一つの成功事例になるのではないかと期待が高まる。まぐろ専門の卸問屋として、三崎まぐろやまぐろ商品の加工・販売を行う株式会社三崎恵水産が本社工場内の一角に直営オンラインショップ「FISHSTAND」の初となる実店舗をオープン。顧客対象は観光客、居住者、勤務者となる。
取扱商品は添加物等を使わずに一つひとつ手作りするごちそうツナ「まぐろコンフィ」や、まぐろを美味しく食べる調味料「フィッシュスパイスソルト」など、家族で安心して美味しくまぐろを食べていただけるオリジナル商品。看板商品のひとつが三崎まぐろの大トロにあたるハラモ部分を使用した「三崎まぐろのフィッシュ&チップス」(レギュラー:税込864円/ラージ1,512円)。骨から溶け出すコラーゲンやミネラルが豊富で、栄養価の高い出汁スープ「フィッシュボーンブロススープ」(648円)もおすすめとのこと。
観光地の工場店舗の可能性を示す店舗となるので今後の動向には注目していきたい。以下、株式会社三崎恵水産のプレスリリースから画像と店舗概要を引用。
店舗詳細
■店名 FISHSTAND 直営店
■住所 神奈川県三浦市三崎町城ヶ島658-142
■営業時間 10:00~16:00(営業日:木・金・土)