観光地の商品開発から学ぶコンセプトメイキングアプローチ
観光に行ったら何をしますか?散策?見学?レジャー?基本的には散策ですよね。散策のお供というと行儀が悪いですが、食べ歩きがどこの観光地もでも人気。ご当地ならではの商品も多くありますが、今回ご紹介するのは珈琲。珈琲は日本国内であればよほどのことが無い限りご当地の商品にはなりえません。その珈琲をご当地アイテムとして開発したのが小田急箱根ホールディングス株式会社の関連会社、箱根登山鉄道株式会社。
箱根登山鉄道の箱根ロープウェイ大涌谷駅の駅の店で「谷ラテコーヒー」、「谷テラッテ」なるものを販売開始したとのこと。無論ですが箱根でも小田原でも珈琲豆が作られているわけではありません。大涌谷の自然の広大さをオリジナルブレンドで表現したとのこと。豆は東京青山のコーヒー専門店株式会社lohas beansが厳選したものを使用しているとのこと。
なお、テラッテというネーミングは谷のテラス大涌谷にかけてネーミングされたものとのこと。これらの商品の良さは潔さ。ご当地ものではないけど、ご当地のイメージを拡張解釈してつくりあげられたもの。それでありながら多くの人が飲んでみたいと思わさるストーリー作りとルックス。大自然の中で贅沢なコーヒーを1杯飲んでみたいという観光客の気持ちをよく汲み取った商品作り。このコンセプトメイキングのアプローチはその他の観光地でも、そして商業施設でも試せるアプローチなのではないかと思いました。以下、小田急箱根ホールディングス株式会社のプレスリリースより画像を引用。