親子の時間を豊かに彩る“地域拠点型カフェ”──È PRONTO miniが中野「こどもでぱーと」内に出店
「È PRONTO mini こどもでぱーと中野店」が、2025年6月30日に開業する。出店地となるのは、ヒューリック株式会社が手掛ける子育て・教育複合施設「こどもでぱーと中野」。同施設は、子どもの教育機会と親の負担軽減を両立させる拠点として、2025年4月に中野駅南口徒歩2分の再開発エリアに誕生し、教育と育児支援が一体化した先進的な複合施設として注目を集めている。
「こどもでぱーと」は、株式会社リソー教育とコナミスポーツ株式会社の協業による複合教育業態で、学習塾・幼児教室・学童保育・英語教室・スポーツスクールなどが常設されており、加えて曜日や時間帯に応じた多彩なプログラムを展開する「こどもでぱーと Studio」も併設する。施設内には小児科や病児保育、さらに親向けにはピラティスや産後ケアまでが整備されており、都市型の共働き世帯や子育て中の家庭に向けた“ワンストップ型”子育て支援拠点としての役割を担っている。
その中核施設の1階に開業する『È PRONTO mini』は、プロントコーポレーションが展開する終日セルフサービス型カフェブランドで、これまでも大学キャンパスなどで実績を重ねてきた。今回の出店では、「こどもでぱーと」のコンセプトに呼応するかたちで、木や緑を基調とした親しみやすい空間を設え、段差のない設計やテーブル角の丸みなど、安全面にも配慮が施されている。
また、同店最大の特徴は、子どもの自由な発想をかたちにする体験型メニュー「おえかきパンケーキ」の提供である。親子で描いたイラストをその場でホイップクリームにプリントして仕上げるこのパンケーキは、単なる飲食の場を超えた、体験と記憶を共有する装置として機能する。他にも、キッズドリンクやキッズプレート、生ドーナッツ、パスタ、ホットドッグといったバリエーション豊かなメニューが用意されており、幅広い利用シーンに対応する。
なお、今後は「こどもでぱーと」に参画する他企業とのコラボレーションによる限定メニューやイベントの展開も計画されている。これは、施設内の学びや体験と飲食を有機的に結び付け、施設全体の回遊性を高める狙いと見られる。
プロントはこれまで「昼はカフェ、夜はサカバ。」という二毛作業態のPRONTOや、純カフェ業態のÈ PRONTOなど、多様な出店形態を柔軟に展開してきた。今回のÈ PRONTO miniもまた、施設の特性に即した形でブランドを最適化した新業態といえる。とりわけ、こどもを中心に据えた地域密着型の飲食空間として、他業態では置き換えがたい独自性を持つ。
中野駅周辺は現在、大規模な再開発により住宅・教育・商業機能の強化が進む注目エリアであり、子育て世代の流入が見込まれている。そうした中で誕生した「こどもでぱーと」と、その中で中核的役割を担う本カフェの取り組みは、単なる施設の付帯飲食ではなく、地域に根差した暮らしの質を底上げするハブ機能として評価されるべきであろう。株式会社プロントコーポレーションのプレスリリースから画像と店舗概要を引用。
店舗情報
店舗名 È PRONTO mini(エプロント ミニ) こどもでぱーと中野店 所在地 東京都中野区中野2-102-23 こどもでぱーと中野1階 アクセス JR中央線・総武線、東京メトロ東西線「中野駅」南口より徒歩約2分 坪数/席数 34.4坪/59席(ボックス席3卓12席 ソファ席9席) ※全席完全禁煙 営業時間 9:00~21:00(ラストオーダー 20:30) 定休日 施設に準ずる Wifi/電源 Wifi完備、電源15箇所に設置