西鉄久留米駅ビル『エマックス・クルメ』、55年の歴史を継承し『レイリア久留米』へと大規模リニューアル
西鉄久留米駅ビル「エマックス・クルメ」の大規模リニューアルが発表されました。このプロジェクトは、久留米市の交通と商業の連携を強化し、地域活性化に貢献することを目的としています。1969年に開業したこの施設は、2024年9月に「レイリア久留米」として新たな姿を見せる予定です。リニューアルの主な内容には、共用部分や飲食フロアの刷新、新たな食品スーパー「レガネット久留米タミー」の導入などが含まれます。
まず、1階のバスセンターエリアは、店舗ファサードの統一と東口広場側のガラス化により、開放的で活気のある空間を目指します。2階では、新たにフードコートを設置し、待合スペースとしても利用可能なデジタルサイネージを備えることで、利便性と快適さを追求します。フードコートには、地元久留米のラーメン店「清陽軒」など、多様な飲食店が出店します。
また、駅改札周辺エリアのリニューアルでは、サービス機能の充実化を図り、新たな賑わいの創出を目指します。観光案内所や定期券販売所、ATM、コンビニなどが集約され、新設されるチャレンジショップ区画「ku.ru.to」は、新たなビジネスチャンスを提供します。
にしてつストア区画のリニューアルでは、「レガネット久留米タミー」として、地産地消を推進し、対面販売を通じた顧客とのコミュニケーションを強化します。新設される飲食・食物販エリアは、スーパーと相性の良い総菜や食物販テナントを中心に構成され、バスセンターからの動線を考慮した配置が計画されています。
このリニューアルは、55年の歴史を持つ「エマックス・クルメ」を現代のニーズに合わせて一新するとともに、「レイリア久留米」として地域に新しい息吹をもたらすことに期待されています。西日本鉄道㈱は、このリニューアルを通じて、お客様の利便性向上と地域の賑わい創出に引き続き努めるとしています。以下、にしてつグループのプレスリリースから画像と施設概要を引用。
- 西鉄久留米駅ビル(エマックス・クルメ)の概要
【開業日】
1969年3月1日
【所在地】福岡県久留米市東町316-2
【売場面積】14,521㎡(4,393坪)
【店舗数】28店舗 ※2024年2月現在
【売上高】約37億円 ※2022年度実績
【フロア構成】1階 にしてつストア 久留米タミー店(スーパーマーケット)等
2階 専門店街、味のタウン(レストラン)
3階 雑貨館インキューブ、シティコンタクト等
4階 ブックセンタークエスト
【備考】当駅ビルのリニューアルと並行して、2022年9月より実施してきた耐震補強工事については、2024年3月に完了予定です。