街にあった商業のあり方
どんな街にも「街の成り立ち」というものがあり、街の風土というものが存在しています。例えば東京でいえば大田区と荒川区では街の成り立ちが大きくことなります。大田区は町工場が多く、中小企業数が非常に多い。一方荒川区の事業所は大田区の事業所の1/3程度。そういう街の商業は完全に個人消費を対象としたものになります。一方で大田区などの事業所が多い街となるとB2B型の商業も成り立つ街ということが言えます。市場の成り立ちが商業へ与える影響は大きいものです。
例えば、いわゆる高級住宅街のある街ではどうか?兵庫県芦屋市は日本が誇る高級住宅街を擁した街で歴史的にも早くから街の景観条例が施工され、ゲームセンターやパチンコ店、ラブホテルなどが開業できない街としても有名です。市場もなかなか興味深く中学受験する小学生が多い教育都市としても知られています。その背景としてはやはり高級住宅街として矜持というものがあるように思われます。さすが、日本でも少ない人工島にヨットハーバーや高級会員制リゾート施設がある街。では、そんな街に合う店とはどういう店か?今回JR芦屋駅にスーパーがOPENしたので見てみましょう。
京都府丹後地方を中心に、株式会社山庄が展開する酒専門店やオーガニック系食品スーパーを展開する「山庄」。その同社が今回は「NATURAL EATS&LIQUOR」をコンセプトに朝の通勤時間帯、昼のランチ需要、夜の退勤時の夕食準備などすべての時間帯に応じたバラエティ豊かな商品ラインアップを用意するとのこと。販売商品はベーカリー、グロッサリー、リカー等。ベーカリーは西宮で先月閉店した有名店をリブランディングして焼き上げパンを焼きたて直送で販売。デリカテッセンは元ヒルトンホテルのシェフがオーガニック素材を使用して健康で美味しいものを用意。オーガニック、国産、無添加などのこだわりグロッサリー、こだわり酒類で勝負するとのこと。
芦屋の高い感度の消費者に刺さるMDでの出店となるのではないでしょうか?芦屋の紳士淑女に愛される店となり是非田園調布や自由が丘などにも展開できるブランドとなっていただければと思います。以下、株式会社ジェイアール西日本デイリーサービスネットのプレスリリースより画像と店舗概要を引用。
店舗概要
■店舗名 YAMASHO JR芦屋駅店
■開業日時 2022年3月26日(土)8:00
■所在地 JR西日本 芦屋駅改札外コンコース ※位置図参照
■営業時間 8:00~22:00
※新型コロナウイルスの影響等により、営業時間が変更となる可能性がございます。
■電話番号 0797-26-8025 ※3月26日(土)から開通
■販売商品 ベーカリー、グロッサリー、リカー等
■運営会社 株式会社山庄(本社:京都府京丹後市/代表取締役:山本 繁仁)