蒲田羽付き餃子御三家歓迎が新店を出店
2020年代前半からコロナ禍にかかわらずある業態が人気の業態となり各地で注目が集まった業態がある。それは町中華。町中華の特徴は常連客が多く、マニュアルもない個人店なのだが懐かしい雰囲気が漂う店内。味は強力な火力と化学調味料で失敗はない。価格は高くもなく安くもない。そんなお店が多い。実は町中華が人気になったのではなく、競争に勝ち残って続けられている店だから人気は元々あったお店が多い。
町中華の店舗の中には町中華を早々に切り上げて准ナショナルチェーン化していったお店も少くはない。大阪の蓬莱、名古屋の味仙、横浜の梅蘭などがそれらにあたるだろう。それらのお店には看板メニューがはっきりとあるのが特徴でもある。蓬莱なら肉まん、味仙なら台湾ラーメン、梅蘭なら梅蘭やきそば。それぞれしっかりとしたメニューをもっているところが多店舗展開に成功している。
今回ご紹介するのは東京蒲田の歓迎だ。歓迎はもともと蒲田東口本店と西口のあやめ橋店の2店舗で運営。その後銀座や田町、浜松町、大森(閉店)、羽田空港(現在休業)、下北沢そして今回新店となる戸越銀座などに店舗展開していった町中華。そして、上記の名だたる中華料理店とおなじように特別な看板メニューがある。羽付き餃子だ。蒲田の羽つき餃子といえば実は御三家という店舗がある。你好は1983年創業、金春本館は你好創業者の実弟の店舗、最後に歓迎がある。元々は你好創業者の方が中国残留孤児で大連料理の羽根付きの焼きまんじゅうからインスパイアされて作ったのが羽つき餃子だったとのこと。
話を歓迎に戻すと、歓迎という名前の中華料理店は意外と多く羽つき餃子を出している店も割と多いのでなかなかブランディングがしづらいようではあるものの蒲田歓迎は羽つき餃子御三家の1つとして人気の店舗。下北沢の店舗も2022年に出店して人気の店舗になっている。今回は歓迎グループ10店舗目となる戸越銀座店をオープン。今回は持ち帰り専門店をオープンすることになるが、餃子自体は蒲田のセントラルキッチンで製造されるものになる。戸越銀座でもまた人気の餃子店となること間違いないのではないだろうか?セントラルキッチン形式のテイクアウト店舗がこれで成功すれば川崎、二子玉川あたりまで出店も可能になってくるのではないだろうかと思われる。今後の展開に期待。以下、事業会社の株式会社ヌエボ・ムンドをサポートしている株式会社THREE SESSIONSのプレスリリースから画像と店舗概要を引用。
蒲田羽根つき餃子歓迎 お持帰り専門 戸越銀座店
住所 〒142-0051 東京都品川区平塚1丁目5−9 戸越銀座駅前ビル 1F
東急池上線 「戸越銀座」駅 蒲田方面改札出て左
営業時間 11:00~21:00(LO20:30)