舞鶴の絶景を望む複合施設「atick」9月オープン – BEAMS JAPAN北京都初出店など話題テナント集結
京都舞鶴の赤れんがパーク隣接地に、新たな複合商業施設「atick(アティック)」が誕生する。株式会社ウッディーハウスが手掛けるこの施設は、2024年9月14日のグランドオープンに向けて準備が進められている。
atickは、舞鶴市の中心部にある舞鶴赤れんがパークに隣接する小高い丘、旧文庫山学園跡地に建設される。この立地は、舞鶴湾や艦船、クレインブリッジを一望できる絶景ポイントとして知られており、その特性を最大限に活かした施設設計が特徴だ。
施設内には、アパレルショップ、アウトドアショップ、カフェ、サウナ、ドッグラン、お土産屋、展望台などが併設され、幅広い世代が楽しめる複合的な空間構成となっている。特筆すべきは、北京都初出店となるBEAMS JAPANの誘致だ。日本の魅力を発信するこのブランドの進出は、地域の商業施設としての価値を大きく高めるものと期待されている。
また、人気カフェ「GOOD SOUND COFFEE」の4号店や、ウッディーハウスのオリジナルブランド「SOLAMONAT」の直営店、アウトドア専門店「&Field」など、多彩な店舗ラインナップが用意されている。これらの店舗は、単なるショッピングスペースにとどまらず、それぞれが特色ある体験を提供する場として機能することが想定されている。
施設の魅力はショッピングだけにとどまらない。舞鶴湾を一望できる屋上には、最大10名収容の大型バレルサウナが設置される。また、約330平方メートルの敷地に天然芝を敷いたドッグランや、15メートルの高さから舞鶴湾を見下ろせる展望台も設けられる。これらの施設は、買い物以外の目的で訪れる来場者にも十分な魅力を提供するものとなっている。
atickの開発は、ウッディーハウスが2022年から進めている舞鶴赤れんがパークの管理運営事業の一環として位置付けられている。同社は「地方にも本物を」をコンセプトに、舞鶴市を中心とした地域活性化に取り組んでおり、atickはその取り組みの集大成とも言える。
施設のデザインにも工夫が凝らされている。旧文庫山学園の基本的な構造を残しつつ、内部はシックなモルタルと植物が共存するモダンな空間に改装された。大きな窓からは舞鶴湾や庭園の景色を楽しむことができ、中庭からは自然光が差し込む設計となっている。
ウッディーハウスの志摩幹一郎社長は、「この施設がオープンすることで、赤れんがパークと合わせて近畿圏だけでなく遠方からも足を運んでいただける場所へと進化させていきます」と意気込みを語っている。
atickの開業は、単なる商業施設の誕生にとどまらず、舞鶴市の新たな観光スポットとしての役割も期待されている。地域の魅力を最大限に引き出し、地方創生の新たなモデルケースとなる可能性を秘めた、注目の商業施設と言えるだろう。以下、株式会社ウッディーハウスのプレスリリースから画像を引用。