老舗都市型商業施設のリニューアル
都市型商業施設は周辺施設の変化で大きく影響をうけていきます。今回は日比谷シャンテがリニューアルとのこと。周辺のミッドタウン日比谷開業で固定化していたマーケットが流動的に動き始め日比谷界隈の回遊性が高まりそれにより売上高も向上した模様。これまで帝国ホテル利用者、帝国劇場利用者、周辺のオフィス従事者がメインのターゲットだった同施設ですが、前述の通りこれまで来なかった層の取り込みに成功したようです。ですがこの施設は美的感度の高い方で比較的大人で時間にもお金にも余裕のあるかたが多くいい意味でこだわりのブランドも多い施設。リニューアルがどういう結果になるか楽しみです。以下、東宝株式会社のプレスリリースより抜粋。
日比谷シャンテB1F リニューアル いよいよ3月20日(金)オープン!
進化する日比谷の需要を取り込むフロアへ!フロアコンセプトは“シャンテプロムナード”
日比谷シャンテ(千代田区有楽町 事業者:東宝株式会社)は、1987年の開業から30周年を迎える2018年3月に、TOHOシネマズ日比谷を擁した東京ミッドタウン日比谷(三井不動産(株))の開業に合わせ、シャンテ開業以来の大規模リニューアルを実施しました。その結果、オフィスワーカーや新たな来街者を獲得し、2018年度の来館者数は545万人突破で約1.8倍、売上高は70億突破で約1.4倍(ともに2017年度比)、2019年度もリニューアルに伴うB1F店舗閉店にも拘わらず、来館者数、売上高ともに2018年度と同程度となる見通しで、日比谷シャンテは大きく進化しています。
これまでの日比谷といえば“映画・演劇の街”として観劇客が来街者の大半でしたが、近年の再開発に伴い、来街の目的や来街者のニーズも多様化。遠方からの観光客にも満足度の高い【飲食店】や【お土産】、日比谷周辺で働くオフィスワーカーには、中食やテイクアウトにも対応した質の高い【食料品】、また観劇や仕事の合間に気軽に利用できる【リラクゼーション】や【美容】など、これまでにはない多種多様なニーズが生まれています。
日比谷シャンテB1Fは全18店舗中10店舗が、メイクアップやリラクゼーション店舗という“美”が集積した特徴的なフロアでしたが、近年の多様な需要を満たすべく、日本のブロードウェイ・日比谷の映画演劇街としての「にぎやかで、たのしみのある」雰囲気を大切にしながら、「シャンテプロムナード」というフロアコンセプトのもと、B1Fを3月20日(金)にリニューアルオープンします。(※“日比谷しまね館”は4月22日(水)オープン予定)
Chanter(シャンテ)とはフランス語で“歌う”の意。そんな日比谷シャンテの足元を支えるフロアのコンセプトは、同じくフランス語で”散歩”・“散歩道”を表す「プロムナード」。日本のブロードウェイとして映画や演劇をはじめ、あらゆるエンタテインメントが集積する日比谷の“にぎやかでたのしみのある街”の雰囲気をフロアに凝縮し、軒を連ねる多種多様な店舗とヨーロピアンな装飾が、賑やかな街の散歩道(プロムナード)を歩くようなワクワク感を演出します。
【B1F MAP】