老舗婦人靴ブランド「JELLY BEANS」が表参道に新店舗をオープン、アパレルとのコラボで新たな顧客体験を提供
婦人靴業界に長年の実績を持つ株式会社ジェリービーンズグループが、2024年10月10日、東京・表参道に新店舗「JELLY BEANS表参道店」をオープンする。この新店舗は、女性向けアパレルブランド「ナラカミーチェ」の青山本店とのコラボレーションによる革新的な試みとなる。
ジェリービーンズグループは、1976年の設立以来、ノンレザー素材を使用した婦人靴の卸売販売からスタートし、1985年には自社ブランド「JELLY BEANS」を発表。その後、直営店展開や新ブランドの立ち上げ、海外進出など、着実に事業を拡大してきた。2022年4月には東京証券取引所グロース市場への移行を果たし、2024年9月には社名を株式会社ジェリービーンズグループに変更するなど、時代の変化に合わせた経営戦略を展開している。
今回オープンする表参道店は、これまでの実店舗展開の集大成とも言える位置づけだ。ナラカミーチェ青山本店との協業により、アパレルと靴のトータルコーディネートを可能にする新しいコンセプトストアとして注目を集めている。
店舗では、ナラカミーチェのシャツブラウスを中心としたアパレル商品と親和性の高いパンプスを主軸に据えた商品ラインナップを展開。特に、履き心地を追求した日本製パンプス、スタイルアップが期待できるインヒールやヒールアップディテールを施したスニーカー、ベーシックカラーのローファーなど、幅広いニーズに対応する商品構成となっている。
ジェリービーンズグループの商品コンセプトである「Casual and Elegant」「Free Style」「Comfortable Daily Life」「Various Occasions and Scenes」を体現するこれらの商品は、現代女性の多様なライフスタイルに寄り添う形で開発されている。カジュアルでありながらエレガントな足元を演出し、快適な履き心地と洗練されたデザインの両立を目指している点が特徴だ。
さらに、表参道という立地を最大限に活かし、この店舗を起点としたインフルエンサーマーケティングやSNSを中心とした情報発信にも注力する予定だという。これにより、ブランドの認知度向上と新規顧客の獲得を図る狙いがある。
商業施設業界にとって、このような異業種とのコラボレーションによる新たな顧客体験の創出は、今後のトレンドとなる可能性がある。アパレルと靴のトータルコーディネートを一つの空間で提供することで、顧客の利便性を高めるだけでなく、双方のブランドにとっても相乗効果が期待できる。
ジェリービーンズグループの今回の取り組みは、変化する消費者ニーズに対応し、リアル店舗の付加価値を高める試みとして業界内外から注目を集めそうだ。今後、この新しい店舗モデルがどのような成果を上げ、他の商業施設にどのような影響を与えるのか、その動向が注目される。以下、プレスリリースから画像と店舗概要を引用。
■店舗情報
JELLY BEANS表参道店
住所:東京都港区南青山3丁目17−15
電話:080‐7072‐6017
営業時間:11:00-19:00
店休日:毎週火曜日、年末年始