終了前提のテナント運用 | 商業施設ニュース
市街地の商業施設の課題としては建物が老朽化し建物自体の利用年数がギリギリになっている建物があることです。テナントオーナーとしては耐震などの課題があればそれをクリアして行きたいところですが、膨大なコストがかかりどうしても新たな工事をすることができないビルオーナーの方も多いかとも思います。そうなるとギリギリまで賃料を得られる状態で進めたいところではありますが、実際問題途中で退店されてしまいテナントが入らない、入りにくい状況に陥るビルも少なくはありません。
そんなビルで今回それを逆手に取ったキャッチフレーズで新店がOPEN。【閉店まで残り435日!?】を掲げた無人カフェ。名古屋駅から至近の名鉄レジャックビルは2023年3月末にリニア開通でビルの解体が決まっているビル。そのビルに愛知県内で複数のグランピング&BBQ施設を運営するウッドデザインパーク株式会社が多目的な勉強に、打ち合わせに、時間つぶしに使えるスペースとしてのその名も「セルフカフェ名鉄レジャック店」をOPEN。
コンセプトはお家・カフェ・図書館のちょうどあいだのような存在。食事提供なし、高速WI-FIと個別電源あり、時間制限なし、最大8名で使える打ち合わせスペースありとフリーランスの方々や受験生・学生などにはぴったりの場所。これで賃料がどの程度得られるのかは別ですが、このテナントが起点となってビルに多くのお客様が名鉄レジャックビルにいらっしゃるのではないかと思います。同じようなビルオーナーの方にはベンチマークとなる取り組みなのではないでしょうか?以下、ウッドデザインパーク株式会社のプレスリリースより画像と施設概要を引用。
施設概要
所在地:名古屋市中村区名駅南1-25-2名鉄レジャックビル地下1階
アクセス:名鉄名古屋駅より徒歩4分
席数:100席
開業日:2022年1月21日HP : https://lejac.selfcafe.jp/