米老舗「ランディーズドーナツ」が日本上陸、グリット・インターナショナルが展開-28年末までに全国50店舗目標
米国ロサンゼルスの象徴的なドーナツショップ「ランディーズドーナツ」が、グリット・インターナショナル株式会社を通じて日本市場に進出する。同社は運営会社のQuad Queens LLCとマスターフランチャイズ契約を締結し、2025年春に東京都内で1号店をオープンする予定だ。2028年末までに全国50店舗という意欲的な展開目標を掲げている。
1952年創業の「ランディーズドーナツ」は、米国カリフォルニア州イングルウッドの1号店に設置された直径約10メートルの巨大ドーナツ型サイン看板で知られ、ロサンゼルスを代表するランドマークとして映画やミュージックビデオにも度々登場してきた。現在は米国内で20店舗を展開し、韓国、フィリピン、サウジアラビアなどグローバルに事業を拡大している。
同ブランドの特徴は、創業以来受け継がれる伝統的な製法と厳選された素材へのこだわりにある。各店舗で毎日手作りされるドーナツは、工場での大量生産方式を採用せず、オリジナルのドーナツミックス粉を使用することで、独自の食感と風味を実現している。
商品ラインナップは、シンプルな味わいの「クラシック」からトッピングやフレーバーで差別化を図る「デラックス」、視覚的な楽しさを重視した「ファンシー」、高級素材を使用した「プレミアム」まで、40種類以上のバリエーションを展開。ドリンク類では、独自のブレンド豆「ランディーズ ロースト」を使用したスペシャルティコーヒーやミルクシェイクなども提供する。
日本展開においては、1号店を直営店として出店した後、フランチャイズ方式での多店舗展開を計画。また、日本市場向けの限定商品開発にも注力し、現地化戦略も推進していく。グリット・インターナショナルは、本格的なアメリカンドーナツの味わいと、創業70年以上の歴史を持つブランド力を武器に、日本のスイーツ市場での存在感確立を目指している。以下、グリット・インターナショナル株式会社のプレスリリースから画像を引用。