百貨店が想像する新サウナ文化
サウナがとにかく大ブーム中であると各社喧伝している。実態はどうなのか?統計は色々なところがとってはいるもののいささか偏りがあるデータのようにしか思えない。コロナ禍でも利用者が伸びているような数字をだしているデータもある。サウナに関する実態ははっきりと明確にはわからないものの、一部の超ヘビーユーザーに支えられている温浴文化ではある。その一部のヘビーユーザーとはどういう人たちなのかというと10代から30代のZ世代。その中でも30代男性が最も多いとLINEリサーチは調査結果の中で報じている。ペルソナとしては30代男性、独身で自分にお金を使う余裕がある層でトレンドにも敏感な層なのではないかと思われる。
そんな10代〜30代に向けて各社サウナ関連グッズを発表し続けている。そんなサウナグッズに目をつけたのが百貨店。完済であれば阪急百貨店や近鉄百貨店。関東で言えば伊勢丹がそれにあたる。伊勢丹はこれまでも数回サウナグッズを集積し売り場をつくってきた。それを催事として「ととのう」という名称で展開したが今回また「ととのう2023 伊勢丹サウナ館」をなんと正月1月2日から4日までの期間限定で展開する。それも見事なマーチャンダイジングを集めて、トレンドセッターであるサウナのヘビーユーザーを巻き込んだ形で催事を行う。
今回は、過去最大規模となる初登場ブランド約40ブランドを含む、サウナに関連した約60ブランドを集め、サウナファンを魅了する売り場となる。どれもサウナで使えるグッズでありながらおしゃれ。おしゃれサウナ文化を伊勢丹が発信している。サウナだけの売り場を年から年中作り上げることは難しい。こういったスポットで展開するのであれば十分可能性を感じ、集客ができるイベントになるのではないだろうか?アパレル各社とコラボして限定アイテムとして伊勢丹サウナ部というロゴが入った商品も多数。これからも継続的に催事を実施するのだろうが今後も人気イベントになるであろう。以下、株式会社三越伊勢丹ホールディングスのプレスリリースから画像を引用。