生き残りをかけた業態開発
コロナは確実に外食産業に大きな影響を与えてきた。テイクアウトの進化、フードデリバリーの進化などこれまでの外食産業の延長線上に未来が無いということが見え始めている。株式会社帝国データバンクの調査によるとコロナの影響で倒産した件数は2020年1月から2022年までの間で2854件、そのうち飲食店は最も多く468件と全体の16%強になる。倒産しなかった店舗でも多くの店舗が休業を強いられている店舗もおおい。
そんな中で戦略的に業態変更を行っている企業もある。2月14日の各紙の報道で株式会社ワタミが国内の居酒屋業態の約270店舗のうち40店舗を年内に閉店、来年もさらに40店舗を閉店すると発表。コロナ禍のなかですでに180店舗の居酒屋を業態転換や閉店してきたがそのうえで更に40店舗。今後はファミリー層向けの焼き肉店や宅配事業そして唐揚げ店舗を強化していくというニュースだった。
コロナ禍でワタミ株式会社はBB.Qオリーブチキンカフェの店舗展開を急激に強化。コロナ以降から展開開始しすでに20店舗の店舗展開をおこなっている。BB.Qオリーブチキンカフェは都市型立地や商業施設内部への展開をおこなっている。他方で地道に郊外や生活動線上で積極的に展開を開始しているのが、 揚げたてから揚げとテリー伊藤こだわりの玉子焼き「から揚げの天才」。
揚げたてから揚げとテリー伊藤こだわりの玉子焼き「から揚げの天才」はFCモデルの業態で10坪以下でも簡単に展開できるフォーマットとなっている。今回2022年2月14日(月)に神奈川県横浜市の瀬谷区新規でOPENしたのがより出店しやすいフォーマットの「380万円出店モデル」コンテナタイプの店舗。FCオーナーがとっつきやすい形のビジネスモデルになる。知名度のあるタレントとご家庭で愛されている卵料理、唐揚げ料理というド定番のメニューが消費者に刺さるようで、どこの店舗も開店と同時に行列ができているとのこと。
居酒屋のワタミから幅広い飲食業態を保有するワタミに進化がこのコロナで加速していくのではないでしょうか?この状況下をどう生き残り、どう成長していくかはどの企業においても重要な課題。その課題に一つの答えを導き出した好事例となるのではないでしょうか?以下、株式会社ワタミのプレスリリースより店舗概要と画像を引用。
◆「から揚げの天才」瀬谷橋戸店
【 店 名 】「から揚げの天才」瀬谷橋戸店
【 住 所 】神奈川県横浜市瀬谷区橋戸2丁目5番6号
【 電話番号 】045‐900‐4166
【 営業時間 】11:00~21:00
<テイクアウトメニュー一例>
・デカから単品各種 99円~(税込106円~) ★名物★
・からたま3個弁当(玉子焼き、ライス付) 498円~(税込 537円~) ★一番人気★
・ファミリーパック(デカから10個) 980円~(税込 1,058円~) ★人気★
・テリー伊藤こだわりの玉子焼き 650円(税込702円) ★名物★
・天才のきく芋茶 99円(税込106円) ★油の吸収を抑えてから揚げにピッタリ★
上記以外にも多数ご用意しております。
※予告なく販売終了する場合がございます。