爆発的な成長を遂げるペッパーランチ
コロナ前に爆発的に肉関連の業態が流行していたことを覚えているだろうか?そう、株式会社ペッパーフードサービスのいきなりステーキである。当時一斉を風靡し関東近郊であればどの駅にも1店舗づつ出店したのではないかというレベルで超短期の豪腕出店を繰り広げてこれまでステーキに馴染みの薄かった人までもステーキの魅力を伝え、虜にしていった業態。しかしながら急激な成長はサービスレベルの低下を招いてしまったこと、そのタイミングでコロナが流行してしていってしまったことなどから結果として100店舗超の店舗を閉店。そればかりか屋号にあるいきなりステーキの原型のビジネスであったペッパーランチを新設分割した株式会社JPに移管することになってしまった。株式会社JPは社名変更で株式会社ホットパレットとなった。
株式会社ホットパレットは全く新しい会社としてリスタートを切ることになるのだが、同社の社長にはすかいらーく、バーガーキングで事業責任者を歴任した松本純男氏が代表取締役に就任。株式会社ホットパレットになってからのペッパーランチの活躍は水を得た魚のように生き生きとそして勢力的に活動を開始した。2020年夏以降、2022年10月末時点までで国内にて40店舗を新規オープンさせており、全店売上も二桁成長を遂げている。主にフードコートへの出店を強化されていたが、ここ最近では駅前立地に対しても積極的に出店をおこなっている。25年までの中期経営計画では、国内400店、海外600店の合計1000店を目指しているとのこと。
今回はその同社が手掛ける新店2店舗をご紹介。1店舗は激戦区のJR川崎駅付近での出店。もう一店舗はJR西荻窪駅前での出店。川崎に関しては駅直結の地下街アゼリアへの出店となる。バスターミナルとつながるこの商業施設では消費者の足が速いが、ペッパーランチのメニューであれば家路に急ぐ前にちょっと立ち寄って食べて変えられるメニューなので善戦の余地ありかと思われる。西荻窪駅前店に関しては一部サービスをセルフ化することで業務オペレーションの効率を向上。メニューの素早い提供が出来ることやスタッフの業務負担軽減により、スタッフにとっても働きやすい環境を実現する新型モデル店舗になるとのこと。両店舗ともに自動精算機「キオスク」の導入を行い、非接触型の店舗運営となるとのこと。
同社は非常に高い目標を掲げているが、今の勢いがあれば十分に目標を達成できるのではないかと思われる。今後の同社の駅前、商業施設内での展開には注目があつまる。以下、株式会社ホットパレットのプレスリリースより画像と店舗概要を引用。
■店舗名:ペッパーランチ 川崎アゼリア店
■オープン予定日:2022年10月13日(木)11:00~
■所在地:神奈川県川崎市川崎区駅前本町26-2-2015
■電話番号:044-272-8883
■営業時間:11:00~23:00 (L.O. 22:30)■店舗名:ペッパーランチ 西荻窪駅前店
■オープン予定日:2022年10月11日(火)11:00~
■所在地:東京都杉並区西荻北3-19-3 ベルフォート西荻駅前1階
■電話番号:03-6913-7705
■営業時間:11:00~23:00 (L.O. 22:30)