海鮮丼の新たな楽しみ方、「海鮮まぶし」がフードコートに登場
株式会社SANKO MARKETING FOODSが運営する『牧原鮮魚店 イオンモール津南店』が、2024年8月7日よりメニューを全面リニューアルし、新たな海鮮丼の楽しみ方を提案する。目玉となるのは、名古屋名物「ひつまてし」スタイルで楽しむ「海鮮まぶし」だ。
この「海鮮まぶし」は、まずは海鮮丼そのままの味を楽しみ、次に薬味を添えて食べ、最後はだし汁をかけて「だし茶漬け」として味わうという、三段階で楽しめる新感覚の海鮮丼である。フードコートという気軽な場所で、高級感のある「ひつまぶし」スタイルの食事を提供することで、新たな顧客層の開拓を狙う。
SANKO MARKETING FOODSは、飲食事業と水産事業を両軸に据え、「産地活性化プラットフォーマー」としてユニークなビジネスモデルを展開している。同社の強みは、漁獲から加工、流通、販売までを自社で一貫して行う水産の6次産業化にある。この強みを活かし、「海鮮まぶし」には最高鮮度の魚介類を使用している。
新メニューには「海鮮まぶし」以外にも、鰻を使用した「鰻まぶし」も登場する。じっくりと焼き上げた鰻は、香ばしい香りとふっくらとした食感が特徴で、本格的な味わいを楽しめる。
さらに、揚げたてサクサクの「天ぷら盛り合わせセット」や、マグロの旨みを存分に引き出した「まぐろメンチ」など、バラエティに富んだメニューも用意されている。これらの多彩なメニューは、商業施設での長時間滞在を促進し、顧客満足度の向上にも貢献すると考えられる。
価格帯は、「海鮮まぶし丼」が並盛で750円、特上で1,290円と、フードコートの価格帯としては比較的高めに設定されている。これは、高品質な海鮮を使用していることの表れであり、価値を理解する顧客層をターゲットにしていると推測される。
SANKO MARKETING FOODSは、この新メニュー展開を通じて、「がんばれ日本の水産!」というスローガンのもと、日本の水産業全体の活性化にも取り組んでいる。同社の取り組みに賛同する企業や漁協も多く、水産業界全体での協力体制が構築されつつある。
この新メニューの導入は、単なるメニュー改革にとどまらず、水産業と飲食業を結びつけ、新たな価値を創造する試みと言える。フードコートという身近な場所で高品質な海鮮料理を提供することで、消費者の水産物への関心を高め、ひいては日本の水産業全体の活性化につながることが期待される。
商業施設運営者にとっても、このような独自性の高いテナントの存在は、施設の魅力向上と集客力アップにつながる可能性がある。今後、他の商業施設でも同様のコンセプトを持つ店舗の出店が増える可能性も考えられ、業界全体のトレンドとなる可能性を秘めている。以下、株式会社SANKO MARKETING FOODSのプレスリリースから画像と店舗概要を引用。
店舗概要
店名:牧原鮮魚店 イオンモール津南店
住所:三重県津市高茶屋小森町145 イオンモール津南店 3F
TEL:070-1342-9766
営業時間:10:00~21:00
定休日:年中無休(施設に準ずる)