海外商業施設への船団出店
海外商業施設および海外出店はさまざまな課題や問題があるために日本の小売や商業は出店することが難しい状況が続いておりました。この度、株式会社ラックランド、双日リテール・マネジメント株式会社が受け皿になり海外出店をまとめてサポートする取り組みを開始されました。注目したいのは今回のロケーションです。マレーシアのLOT10というYTL Landが運営する商業施設です。2016年秋に既存の館をThe Japan Storeという名前の館にリニューアルされています。このように海外出店をまとめてサポートできるのは日本の名だたる不動産会社が自らが開発する物件にまとめて誘致する時に使えるものでしたが、今回はデベロッパーではなく商社と内装設備施工会社がタッグで進めたところにあると思います。2018年はこのような海外出店サポート事業が加速するのではないかと思います。今後の株式会社ラックランドの活躍に期待です。
以下、株式会社ラックランドのプレスリリースより抜粋。
マレーシアの日系レストラン集合施設「ジェーズ・ゲート・ダイニング」におけるマレーシア進出開業支援及び設計・施工を実施
2018年1月18日グランドオープン設備・建築・内装・冷蔵・厨房技術を組み合わせた独自のサービスを手掛ける商空間テック企業、株式会社ラックランド(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:望月 圭一郎、以下当社)は、2018年1月18日にグランドオープンするマレーシアの日系レストラン集合施設「ジェーズ・ゲート・ダイニング(J’s Gate Dining)」において、指定施工会社としての店舗の設計・施工、及び一部テナント区画をサブリースする現地SPCへの出資を通じた資金面での進出支援を行いました。
「ジェーズ・ゲート・ダイニング(J’s Gate Dining)」は、双日株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:藤本 昌義)の100%子会社である双日リテール・マネジメント株式会社(Sojitz Retail Management Sdn. Bhd.、以下、SRM)が事業全体の開発・運営を行うマレーシアのクアラルンプール市の大型ショッピングセンター「ロット・テン(Lot 10)」内に開設する日系レストラン集合施設です。同レストラン集合施設の日系飲食店様誘致は、一般社団法人外食ベンチャー海外展開推進協会(JAOF)も担当しており、同協会はマレーシア法人JAOF MALAYSIA Sdn.Bhd(SPC)を設立し(当社も一部出資)、全18区画のうち一部テナント区画の運営を日系飲食店様に委託するというスキームを活用することで、日系飲食店様のマレーシア店舗展開の初期投資額削減を可能にしました。
当社グループとしては、アジアにおける日本食レストラン集合施設での現地進出開業支援及び設計・施工は、2016年7月にシンガポール伊勢丹ウィスマ・アトリア店(Isetan Wisma Atria)4階にオープンした日系レストラン集合施設「JAPAN FOOD TOWN」の施工に指定施工会社として参画したことに続き、2例目となって、着実に実績を重ねております。
当社は、2013年にシンガポールにて現地法人(LUCKLAND ASIA PTE.LTD.)を設立したことを皮切りに、2017年8月にはアジア7拠点目となる台湾においても現地法人(台灣樂地建築股份有限公司)を設立し、アジア進出を積極的に推し進めております。また、日本はもとより、当社グループが今までアジア7カ国(シンガポール、カンボジア、マレーシア、タイ、ベトナム、インドネシア及び台湾)にて培ったノウハウも活用し、アジアへの進出をご検討されている飲食・小売業界等のお客様向けに、アジア進出に必要な行政手続きから店舗の制作及び出店後の店舗メンテナンスといったアフターケアまで、ワンストップで支援するアジア進出支援サービス「スグデル」を提供しております。当社グループは、日本においてはもちろんのこと、「世界でも期待される企業」を目指し、アジア進出を検討されるお客様の様々な課題を解決するためのサポートを、引き続き親身になって行ってまいります。