注目されるスローフード・オーガニックフードの新店が大阪でOPEN
商業施設ニュースではオーガニック関連の商材を取り扱うお店の新店について何回かとりあげておりますが、今回もオーガニックカフェの新店OPENに関するニュースです。有機野菜は日本国内ではまだまだ高価な食材ですが、海外の先進国では一般化された商材になっています。なぜ日本国内で有機野菜が高いのか?については、流通や生産そして法律などの関係でまだまだ生産しにくく、販売しにくい状況が続いているからです。
今回ご紹介する株式会社パブリック・キッチンは2011年に農業とはかけ離れた分野から参入されたベンチャー企業でいらっしゃいます。もともと代表者の方がWEBソフトウェア企業などにお勤めだったこともあり、ICTを活用した農業を推進し、自ら有機野菜を生産されています。自ら生産した有機野菜を消費者に直接食べていただける仕組みづくりにとりくまれています。その一環としてのカフェ展開とのこと。
オーガニックフードは意識の高い、熱烈なファンが居る市場です。パブリック・キッチンの知名度が今回の出店でより大きくなり、日本の有機野菜流通を変えていってくれることを願います。同社はまだ商業施設内での展開はされておりませんが、商業施設などでより多くの消費者にリーチできるようになれば良いなと思いました。
以下、株式会社パブリック・キッチンのプレスリリースより抜粋
兵庫県丹波市で有機農業を営む農家、「中崎町(梅田)」で直営店のオーガニックカフェ3号店を4月5日オープン
地方(丹波市)の自社農園で生産した有機野菜などの農産物を、都市部(東京・大阪)へ効率良く流通させる拠点としてオーガニックカフェを展開。生産・加工・流通・販売(消費)をワンストップで行うことで、生産者・消費者双方のミスマッチを解消させる。
兵庫県丹波市で有機野菜を生産する株式会社パブリック・キッチン「以下(当社)」(代表取締役:山口 圭司)は、吉祥寺店(東京都武蔵野市)、南船場店(大阪市中央区)に続き、4月5日(水)に3号店目の中崎町店(大阪市北区)をオープンします。
出店について
農業では現在、農業従事者の高齢化・後継者不足、耕作放棄地の増加、不採算性など多くの課題に直面しており、農業改革が叫ばれています。
これらの課題に対して、当社では有機農業に着目し、自社開発したソフトウェア・ハードウェアを用いたICT農業による生産の安定化と効率化を図り、有機農産物の生産を行っています。また、有機農産物の流通・販売面では、オーガニックカフェでの使用・販売まで行うことで収益性の向上を実現しています。
今後、都市部で有機農産物を流通させるための重要拠点として、オーガニックカフェの出店を加速していく予定になります。店舗について
自社農園(PUBLIC KITCHEN organic farm)では、オーガニックカフェで使用する有機野菜を全て自社生産しています(天災等の事由により外部より調達することがあります)。
店舗のコンセプトは「かわいい農家のおうち」としており、それぞれの出店地域のイメージに沿った内装にすることで、地域に根ざした店舗を目指しています。
【中崎町店】
住所:〒530-0015 大阪市北区中崎西1-9-12
名称:PUBLIC KITCHEN cafe 中崎町店