横浜・関内駅前に大規模商業施設を核とした『BASEGATE横浜関内』誕生へ – 路地型飲食ゾーンなど34店舗が集積、2026年春開業
横浜の新たな商業の核となる大規模複合施設が、2026年春、JR関内駅前に誕生する。三井不動産を代表企業とする8社連合は、横浜市旧市庁舎街区活用事業として進める施設の名称を「BASEGATE(ベースゲート)横浜関内」に決定した。商業エリアを中心に、エンターテインメント施設やホテルなどが入居する大規模ミクストユース型の開発となる。
本プロジェクトの商業エリアの目玉となるのは、「スタジアムサイドテラス」「ザ レガシー」に設置される国内最大級の小型店舗による飲食ゾーンだ。全国から公募で選ばれた34店舗が出店し、地元の繁盛店を含む個性的な飲食店が路地状の空間に集積。一人でも仲間とでも楽しめる新しい食の文化発信地として、エリアの集客力向上が期待される。
商業施設としての集客力を高める施設として、日本最大級となる常設型ライブビューイングアリーナ「THE LIVE」も整備。幅約18メートル、高さ約8メートルの大型LEDビジョンと高性能音響設備を備え、スポーツや音楽など多様なコンテンツを楽しみながら飲食できる新たな商業体験を提供する。また、プロジェクションマッピングなどのテクノロジーを活用したエデュテインメント施設「Wonderia」も、商業エリアの重要な集客装置となる。
宿泊施設には、星野リゾートの都市型商業施設との親和性の高いホテルブランド「OMO」の横浜初進出となる「OMO7横浜 by 星野リゾート」が出店。約280室の客室を備え、商業施設との相乗効果を生み出す「街ナカ」ホテルとして展開される。
施設全体の商業エリアは、旧横浜市庁舎行政棟を保存・活用した「新旧融合」の空間構成となっている。「グリーンウォークテラス」や「ビジターフロント」なども含め、多様な商業機能を配置することで、エリア全体の回遊性を高める計画だ。
横浜スタジアム・横浜公園方面とはデッキで接続され、各駅からのアクセスも確保。セントラルプラザでの各種イベント開催と合わせ、商業施設を核とした新たな賑わい創出が期待される。施設は2025年12月の竣工を経て、2026年春の商業施設を含めたグランドオープンを予定している。
タワー棟の上層階には横浜関内エリア最大級となるオフィスフロアも設置。オフィスワーカーの利用も見込める商業施設として、平日・休日を通じた安定した集客が期待できる。環境面での配慮も行き届いており、施設全体で持続可能な商業開発のモデルケースとなることを目指している。以下、三井不動産株式会社のプレスリリースから画像を引用。